ペンキで漆喰のような質感を出す

フォトスタジオ(写真館)の壁をDIYで塗装する方法

フォトスタジオ(写真館)の壁の塗装方法について。 準備から実際に使う塗料の種類、ペイントのコツまでわかる記事になっていま … 続きを読む フォトスタジオ(写真館)の壁をDIYで塗装する方法


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フォトスタジオ(写真館)の壁 塗装方法

フォトスタジオ(写真館)の壁の塗装方法について。
準備から実際に使う塗料の種類、ペイントのコツまでわかる記事になっています。

写真館のオーナー様だけでなく、自宅を改装してスタジオにしたい方、これから作りたい方にも有益な内容です。

カメラマンKOBO

KOBO

今までに沢山のフォトスタジオを改装してきたKOBOが、初心者の方でもわかるように詳しく解説しますよ。

ぜひ最後まで読んでみてくださいね。

ペンキで漆喰のような質感を出す方法

ペンキで漆喰のような質感を出す

こちらが実際にフォトスタジオの撮影用壁面に塗った写真です。
クロス(壁紙)の上からでも塗ることができます。

用意するもの
・養生テープ ・マスカー ・マスキングテープ ・水性ペンキ ・ハケ(大きめと小さめ) ・粉末状の石炭(消石炭)少量 ・カッター ・ドライバー ・ローラーバケット ・バケットインナー ・ローラー(質感により使用する場合も有り)

ローラーバケット、バケットインナー、ローラーがセットになっている塗装セットという便利な物もありますよ。2000円ちょっとです。

※マスカーとは、マスキングテープとビニールが一体化した養生資材です。
ビニールでペンキの飛び散りを防ぐことができます。

作業に入る前にしっかり準備しよう

塗料を塗る際に床にペンキが飛んだり、こぼれる可能性がありますので床の養生を行います。

⑴床と壁の境目をマスキングテープで貼っていきます。

⑵少し被せるようにして、マスカーを貼ります。
※マスカーのビニールは少し薄いので、僕は二重にして貼って使っています。
(踏んで破れることがないように)

⑶そして天井、壁なども同じように、ペンキを塗りたくない場所にマスキングテープとマスカを貼っていきます。

マスキングテープはしっかり密着させないと、隙間からペンキが滲み出すことがあるので注意してください!

ペンキの準備

養生が終わったらペンキの準備に取り掛かります。

⑴ローラーバケット(ペンキを出す容器)にバケットインナーをはめ込みます。

⑵バケットインナーに、水性ペンキと粉末状の石炭(少量)を入れます。
粉末状の石炭は本当に少しで大丈夫。

⑶混ぜながら、質感を見ていきます。
入れすぎると、固形物のようになってしまうので注意が必要です!

時々、叩くようにして混ぜるのがうまく混ぜるコツ(^^)

⑷塗料と粉末石炭が混ざったら準備はOK!
いよいよ塗っていきます!

まず壁際など小さなハケで塗っていき、そのあとに真ん中を大きなハケで塗ると良いでしょう。

ハケを使って塗るか、ローラーを使って塗るかで質感が変わる

スタジオの塗装に使用するハケ(ブラシ)

上記の写真の、凸凹した漆喰のような質感にするには、大きめのハケを使ってバツを描くように漆喰模様のような質感を残して塗っていきます。

ただ、ゴツゴツした質感だけ出したい場合には、ハケではなくローラーを使って塗ってもいいでしょう。

塗ったら少し乾燥させます。

下地が透けて見えてしまうようでしたら、2度塗りをします。

⑸塗り終わったらマスキングテープ、養生シートを剥がして完成です!

マスキングテープを剥がす際に、キワの部分に塗ったペンキがベリっとくっついてきてしまうことがあるので、乾ききる手前くらいで剥がすことをおすすめします。

ペンキを塗る前に!壁面が汚れている場合は要注意!

写真館の工事で壁の汚れが酷い場合

ペンキを塗る前に、壁にひどい汚れがある場合は要注意です!

上記の写真は、KOBOが実際に工事をした所沢の戸建て物件です。

こういった場合にそのまま上に塗料を塗ってしまうと…
塗ったのにかかわらず、汚れが浮いてきてしまう可能性があります。

ではその場合どうするのか。

下塗りシーラーという塗料で下地に塗ることをオススメします。

下塗りシーラーは下地の汚れを浮かないようにするだけでなく、上塗りペンキの密着度も高めます。

コンパネのような木材に塗料を直接塗る場合にも有効です。

フォトスタジオ(写真館)の内装に使用するオススメの塗料

施工にオススメの塗料

フォトスタジオの内装を塗るときに、大体いつも同じシリーズのペンキを使っています。

まず、ペンキは大きく分けて2種類存在しますので間違えることのないように解説しますね。

水性と油性の違い

ペンキには大まかに説明しますと、水性と油性があります。

水性は水で希釈できます。

油性は水では希釈できず、シンナーなどの溶剤で薄めたりハケを洗ったりするわけです。

なので、水性のペンキと油性のペンキは混ざりません。

油性の方が密着度は強いですが、匂いも相当キツイです><

結論を言ってしまうと、フォトスタジオの内装に使うほとんどの場合は水性塗料で大丈夫です。

どのペンキを買えば良い?

ホームセンターに行ってみると、かなり色んな種類のペンキがあるんじゃないかと思います。
どれを買っていいのか、悩みますよね?

初心者の方にお勧めなのは、以下の二つ。

・カインズホームが自社商品として出しているペンキ
・ローズガーデンカラーズ

ローズガーデンカラーズ

↑こちらはローズガーデンカラーズ

塗る面積がかなり広い場合は、業務用のペンキを購入しても良いかと思いますが、壁1面や2面程度ならこちらで十分に対応可能です。

初心者でもかなり塗りやすい、使いやすい塗料だと思います。

ただ、テーブルの天板や床など、不可がかかる頻度の多い場所への使用はオススメしません。

通販を利用するのもアリ

カインズのペンキも数種類のカラーバリエーションがありますが、比べてローズガーデンシリーズは沢山のカラーバリエーションがあります。

写真館の工事に使うペンキの色見本

↑こんなに種類があります!

アンティーク、シャビーなセットに特に相性が良いですよ。

最初は欲しい色を作るのに、数種類のペンキを混ぜて作るのはちょっとハードルが高いと思います。

ですので販売されているカラーの中から選んで塗ってみるのも良いかもしれませんね。

ローズガーデンカラーズはあまり店舗で見かけないので、僕は通販を利用していますよ。
Amazonでローズガーデンカラーズを見てみる

番外編!レンガ壁に塗装するとめちゃ可愛い!

レンガの壁を塗装した実例1

レンガの壁を塗装した実例3

レンガの壁を塗装した実例2

個人的に大好きなレンガのペイント壁。

しっかり塗りつぶすか、わざと粗めに塗るのかによっても風合いが変わります。

どちらが好みですか?

壁のDIYはまず目立たないところから練習してみて

いかがでしたでしょうか?

いきなりDIYはじめての方が壁前面を施工するのは難易度が高いかもしれませんので、できれば少し目立たないところで練習してみてからメインの箇所でやってみることをオススメします。

参考になれば嬉しいです。

それでは〜!

★フォトスタジオ(写真館)のコンサルティングについてはこちら↓
https://kidsphoto.info/design/