カメラマンとして食べていくには?

カメラマンにもジャンルがある!まずは一つに絞ること

どうもKOBOこと小堀です! 10月11月は七五三のハイシーズンで出張撮影は大忙しです。 今日はカメラマンとして食べてい … 続きを読む カメラマンにもジャンルがある!まずは一つに絞ること


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カメラマン ジャンル

どうもKOBOこと小堀です!
10月11月は七五三のハイシーズンで出張撮影は大忙しです。

今日はカメラマンとして食べていくには?という記事を書いていこうと思います。

少し前の記事にも書きましたが、今はママさんの間でもカメラマンになりたい人って本当に多いんだな〜と感じています。インスタを見ていても、ママカメラマンというワードを沢山耳にしますよね。

でも、しっかりお仕事になっているのはほんの一握りだろうと思います。

少しづつですが、僕が今まで経験してきて、ここまでこれた道のりではないですが、しっかりと食べていけるようになるところまでの経験や知識を、カメラマンとして今後活躍したい人向けに書いていきたいと思います。

なぜそんな記事を書くのか?

理由は二つあります。

一つ目は、僕には写真のお師匠がいまして。そのお師匠のカメラ機材から写真の技術から何から何までを真似しまくってスタートしたこと。(今でも年に数回会ってくれるのですが、優しくて愛があってスーパー素敵なお師匠です)

もう一つは、僕のやっているこの「出張撮影キッズフォト」というサイトですが、かなりうちのサイトを意識しているんだろうな〜という、同業のサイトを見つけた事ですね。
おもいっきりサイトタイトルのキーワードに「出張撮影キッズフォト ◯◯←カメラマン名」と入っていて、ちょっと笑いましたよね。笑

会ったことのある方だったので正直、見つけた時はビックリしましたけど。笑

でもね、その後によくよく考えてみたら、真似される側に自分がなったということに気がついた瞬間でもあったんです。

今まで僕もお師匠だったり、経営の面では他の誰かの真似をしたり、ビジネス書を読みあさって色んな人の影響を受けて今があります。

簡単に言ってしまえば僕も同じく師匠だったり、誰かに教えをもらってパクリまくってきたわけです。タイトルにキーワードをそのまま使ったことは流石に無いけどね。笑

「まねぶ = 学ぶ」と言われるくらいですから、最初は仕方ないし、そこからスケールすれば良いんだと思います。

なので、自分の持っている知識を、こうして記事にして、これからカメラマンになりたい人に向けて書いていこう!と思った次第です。

きっと中には、カメラマンに挑戦したいけれど

どんな知識が必要で、どうやって勉強して、どうやってスタートするのか。
機材は何が必要なのか。
いくらかかるのか、そしていくら稼げるのか。

そんな疑問をもっているかと思います。

インスタだったり、はじめてお会いする方に聞かれることって大体このあたりだから。笑

全て答えていきます。
そして真似して学んでください。

僕もお師匠からたくさんの学びを得たように、学んで素敵なライフスタイルを、未来を手に入れてくださいね。

経歴は関係ない!誰でもカメラマンになれる

僕は21歳までバンドをやっていて、結婚を機に音楽をやめて、ギターやアンプなどの機材を売ってそのお金でカメラを買って写真をはじめました。

それまでは携帯でちょろっと写真を撮る事があるくらいのレベル。
写真が趣味だった訳でもないんです。

きっかけは、僕がやっていたバンドで写真を撮ってくれていたカメラマンさんに、自分の結婚式の写真を撮ってもらったのがキッカケでした。結婚式から少し経ってからアルバムをもらって、正直めちゃくちゃ感動したんです。

今まで、こんなに感動したことがあっただろうかって言うくらいに。

そのカメラマンさんが後に僕のお師匠になってくれるわけですが、この時はまだ僕もカメラマンになるなんて夢にも思っていなかった。

それからこどもが産まれ、素敵な写真を撮りたい…
僕の結婚式で撮ってもらったみたいに、綺麗で心に残る写真を僕も撮りたい。

そんなふうに思うようになっていました。
そして気がつくと僕は写真にどハマりして、毎日のように我が子の写真を撮るようになっていきました。

転機は就職した会社の倒産

ですが、まだカメラマンになるなんてこの時点では思っていません。転機はその後…

僕が務めていた建設関連会社の部長が脳梗塞で倒れ、寝たきりになってしまいった。自分がいた部署がなくなりそのまま会社が潰れてなくなってしまったんです。就職して1年半後のことでした。

会社の倒産。急なことだったし信頼していた大好きな部長だっただけに、悲しさと、そして家族を養わなくてはいけないという不安が押し寄せて悩みに悩みました。

再就職を試みましたが僕は自信も喪失して

学歴もない、務めた会社も倒産して、次があるのか…
そんな不安な日々を送っているうちに、「どうせ人に勝てている事なんて何一つないんだから、やりたいことに挑戦してみよう!」なぜかそう思えたんですね。笑

そこで最初に相談したのが、僕がバンドをやっていた頃に写真を撮ってくれていて、結婚式まで撮ってくれたカメラマンのお師匠だった訳です。

お師匠は好きなバンドの撮影をやりながら、明治神宮のブライダルカメラマンをやっていて、僕もお師匠の紹介で3年ほど明治神宮の結婚式と披露宴を撮影するお仕事をさせて頂きました。

僕がカメラマンになれたのは、正直ただのラッキーだったと思います。

だってお師匠に出会えなかったら。。。
きっと今頃、違うことをやっていたと思います。

僕は明治神宮でのブライダル撮影をこなしながら、写真の学校も卒業し、そのあとライブ写真だったり、洋服の通販用の撮影だったり、誌面、映画のスチールも撮ったし、広告も撮りました。

でも、こども写真が楽しかったこと。

その後に地元の近く、埼玉県戸田市という場所でフォトスタジオを出店し、5年ほど経営して3店舗まで増やしたところでM&Aにて会社を売却し今に至ります。

カメラマンにもジャンルがある

ブツ撮りカメラマン
Photo by Bruno van der Kraan on Unsplash

今この記事を見てくれている方は、きっと写真が好きでカメラマンを目指している方が多いと思うのですが、カメラマンにもジャンルがあります。

・広告
・ブツ撮り
・フード(食べ物)
・ファッション、
・雑誌
・ビューティー
・音楽系
・学校写真
・ブライダル
・フォトスタジオのような営業写真
などなど

まずはジャンルを絞る

中には、様々なジャンルの撮影をこなすカメラマンの方もいますが、今はジャンルは絞った方が稼ぎやすいかなと思います。

先ほど書きましたが、僕もいろいろな撮影をしてはきましたが、まず1つにジャンルを絞ることにより、「専門性」を売りにできたことがビジネスとして成功できた最初のスケールだと思います。

カメラマンと写真家は違う?

僕が写真の学校に通っている頃、1クラス40人くらいだったかな?
こども写真を撮りたくて写真の学校に通っている子は、クラスに僕ともう一人しかいませんでした。

他のみんなはファッションが撮りたい!とか、カメラマンではなくて、自分の作品を売っていく写真家になりたい!という子がほとんどでした。
それを見て、僕の「こども写真」というジャンルは絶対にイケる!という思いが確信に変わります。

なぜなら、好き好んで「こども写真」を極めようとする人がそんなにいないということは?
めっちゃブルーオーシャンなんじゃ…正直その時はそんな風に感じました。笑

そして実際にやってみて思うことは、やはり「こども写真」というジャンルをメインでやってきて正解だったと思います。

なぜならファッション雑誌のカメラマンを志望するとしますよね、じゃあ例えばVOGUEを撮りたいと。

でも、VOGUEの誌面のページ数は決まっています。
ページ数が決まっていれば、使われる写真の数も自ずと決まってくるし、カメラマンはそう何人も必要ないですよね。

そして一番難しいのは、営業して自分を使ってもらわなきゃならないことなんです。

だってですよ?
すでにVOGUEには使っているカメラマンさんがいて。

編集があなたというカメラマンを使うということは、すでに活躍しているカメラマン一人と交換される訳です。
めちゃめちゃわかりやすく説明するとこんな感じです。

需要と供給があわないことは目に見えていた訳ですね。

ただ、その細い門を目指すことが悪いことだとは思いません。
どんな道のりを選択するかは全て自分次第だからです。

ファッション撮影 カメラマン
Photo by naeim jafari on Unsplash

やりたいことを先にやるのか、後にやるのか

バンドをやっていた頃も、そんな議論をよく耳にしました。

俺らはカッコいい英詞のロックがやりたいんだ!
売れる為に日本語の歌詞を書くのはごめんだぜ!

それはそれで、貫けるならカッコいいと思います。

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Photo by Yvette de Wit on Unsplash

でも、もう一つの考え方として

シェアのとれる場所で、日本語で歌詞を書いて、しっかりビジネスを成り立たせてからその収益でやりたい音楽をやる。これも一つの選択な訳ですね。僕は写真もこれと全く一緒だと思っています。

実際に、写真の学校に通っていた頃、3クラスだったかな?
100名以上いた生徒の中で、いまだにWEBやSNSなどでカメラマンとして名前を見るな〜活躍しているな〜と思うカメラマンは今では片手で数えられる程度です。

活動するジャンルを決めよう

話は少し長くなりましたが、まずは自分が活動するジャンルを決める。
そしてそのジャンルのパイが、今現在どのくらいあるのか、それを一度考えてみると良いと思います。