成田山新勝寺は、千葉県成田市にある寺院。
お寺としての知名度としては全国トップテンに入るほど有名です。
御本尊は弘法大師空海が作ったと言われる不動明王で、炎に護摩木という薪を入れて祈願する御護摩祈祷(おごまきとう)は、平安時代から現在まで絶えず続けられています。
「開運厄除け」で有名ですが、他にもたくさんのご利益があると言われています。
★この記事では成田山新勝寺のこんなことがわかります
・今までの歴史
・見どころ
・近隣でランチができるお店
これから成田山新勝寺に行かれる方に、100%楽しめるお参りMAPとしてご活用いただけたら嬉しいです♪
![カメラマンKOBO](https://kidsphoto.info/wordpress/wp-content/uploads/2019/12/kobo_plofile_191206-180x180.jpg)
KOBO
それでは早速いってみましょー!
目次
成田山新勝寺ってどんなところ?
成田山新勝寺は、千葉県成田市成田にある真言宗智山派のお寺。
平安時代中期の940年に作られたものと伝えられています。
関東屈指の参拝者を誇っており、なんと社寺としては明治神宮に次ぐ全国第2位!
寺院に限ると全国第1位の参拝客を誇ります。
お正月には全国からたくさんの人々が参拝に訪れる屈指の初詣スポットでもあります。
![カメラマンKOBO](https://kidsphoto.info/wordpress/wp-content/uploads/2019/12/kobo_plofile_191206-180x180.jpg)
KOBO
都心から2時間前後のアクセスなので日帰りでも楽しめますよ。
ここは写真に収めたい!
成田山新勝寺の見どころ
参道から入ったと仮定しまして見どころを紹介していきたいと思います。
フォトスポットも多いので、ぜひ参考にしてみてください♪
総門がお出迎え
表参道を歩いて行くと、成田山新勝寺の総門に突き当たります。
高さは約15メートル!
総欅(けやき)造りの総門には、十二支の木彫刻が施され、楼上(ろうじょう)には八体の生まれ歳守り本尊が奉安されています。
開基1070年の記念事業により、2008年(平成19)に建立されたものとなります。
![カメラマンKOBO](https://kidsphoto.info/wordpress/wp-content/uploads/2019/12/kobo_plofile_191206-180x180.jpg)
KOBO
中に進んでいきましょう。
大提灯がシンボルの仁王門
こちらは1830年に再建された国指定重要文化財の仁王門。
門の左右に密迹金剛、那羅延金剛の二尊を奉安されています。
また、裏仏として、広目天、多聞天の二天が奉安されています。
大きく立派な中央の「魚がし」の文字が大きく目立つ大提灯。
大提灯と言えば、浅草雷門の大提灯が思い浮かびますが、負けていませんね!
こちらは東京・築地の魚河岸の旦那衆から昭和43年に奉納されたものだそうですよ。
仁王門も潜り抜けて行くと、池にかかる橋があり、大本道へとつながる階段が出てきます。
![カメラマンKOBO](https://kidsphoto.info/wordpress/wp-content/uploads/2019/12/kobo_plofile_191206-180x180.jpg)
KOBO
大本道へ行くちょっとその前に!
階段の脇に鎮座している「こわれ不動尊」
仁王門をくぐって石橋を渡ったすぐ左手の細い石段を上がった先にある、こわれ不動尊。
明治32年(1899年)建立の小さな御堂です。
何度修理しても壊れてしまう事から、こわれ不動尊と名がついたんだそう。
![カメラマンKOBO](https://kidsphoto.info/wordpress/wp-content/uploads/2019/12/kobo_plofile_191206-180x180.jpg)
KOBO
ちょっと不名誉な名前のような気もしますが。笑
施されている彫刻が素晴らしく、前に立つ狛犬もかっこよく是非写真に収めてほしいスポットです。
池の岩が亀!?
こわれ不動尊の反対側になりますが、亀の形をした岩があり、この池は「亀の池」と呼ばれています。
亀岩の上にうまくコインがのると願いが叶うという噂があるんだとか!?
お天気が良い日は亀の岩の上で本物の亀が甲羅干し(こうらぼし)をしている姿が見られます。
成田山にいる生き物は全て放生(ほうしょう・捕えた生き物を放つこと)されたもの。
![カメラマンKOBO](https://kidsphoto.info/wordpress/wp-content/uploads/2019/12/kobo_plofile_191206-180x180.jpg)
KOBO
池の亀たちも誰かの善行でここに放たれた生き物なんだそうですよ。
いざ大本堂へ
1968年に建立された荘厳な祈りの場、大本堂。
堂内の御本尊不動明王は、向かって右に矜伽羅童子、左に制咤迦童子を従えています。
また、四大明王や平成大曼荼羅などが奉安されています。
こちらでは開山から毎日欠かさず御護摩祈祷が執り行われていますよ。
賽銭箱の前で先ず一礼、お賽銭を入れて合掌してお祈りをし、もう一度一礼しましょう。
お護摩をせずとも誰でも堂内に上がることができ、大本堂内でお護摩の一部始終を参拝することが可能です。
車椅子用エレベーターもあります。
![カメラマンKOBO](https://kidsphoto.info/wordpress/wp-content/uploads/2019/12/kobo_plofile_191206-180x180.jpg)
KOBO
成田山のシンボルとも言えるでしょう。
極彩色の美しい三重塔
大本堂の横には美しい三重塔が聳(そび)え立ちます。
高さは、相輪(塔の上についている金属製の飾り)を含めて約25m。
大迫力です!
初重内陣には五智如来、つまり5つの智慧を備えるといわれる「大日如来・阿しゅく如来・宝生如来・阿弥陀如来・不空成就如来」を奉安し五智三重塔ともいわれています。
こちらは1712年(正徳2年)に作られたもので、2008年(平成20年)に修復されて極彩色の美しい煌びやかな姿で蘇りました。
世にとどまって仏法を護持する「十六羅漢」の彫刻がめぐらされており、息をのむような極彩色のパノラマが広がります。
記録によると3寸5分(約10.6センチメートル)四方の金箔が、1階にあたる初重だけで19,000枚も使われているんだそう。
![カメラマンKOBO](https://kidsphoto.info/wordpress/wp-content/uploads/2019/12/kobo_plofile_191206-180x180.jpg)
KOBO
なんてゴージャス!!笑
基調となる色は朱色で、水銀を混ぜた水銀朱と鉛を混ぜた丹朱を顔料として使用しており、場所によって色の微妙な違いを見ることができます。
この朱色には、防腐剤の役割と魔よけの意味がこめられています。
雲水紋の彫刻を施した各層の垂木は一枚板で作られています。
古来から有名だったそうですよ。
江戸時代の地誌「古今佐倉真佐子」には、このように様子が記録されています↓
「本堂の右に三重塔ある。正徳の頃建つ。赤銅瓦、屋根裏雲水の板、雲に水の彫刻彩色なり。
大和(日本)二十四考の彫物唐木まがい。五智の如来本須弥壇。
大阪天王寺の塔のうつし、大阪へ行て見しに同じ事なり」
ぐるりと囲む金色の龍の彫刻も見事としか言いようがない程に美しいです。
![カメラマンKOBO](https://kidsphoto.info/wordpress/wp-content/uploads/2019/12/kobo_plofile_191206-180x180.jpg)
KOBO
大本堂と合わせて必ず写真を撮っておきたいですね。
お寺に聖徳太子堂!?
こちらは1992年建立の聖徳太子堂。
仏教興隆の祖である聖徳太子の理念に基ずき、世界平和を願って建立されたものです。
ハ角形で少し変わっているように感じますが、「そもそも何故お寺に聖徳太子!?」と、思われる方もいるでしょう。
聖徳太子は、飛鳥時代の皇族でありましたが政治家でもあり、推古天皇の摂政として政治を司りました。
そして全国に数多くのお寺を作り仏教を広めたんだそうで、聖徳太子は僧侶ではありませんが多くのお寺に聖徳太子堂が建立されているんだそうです。
堂内の壁画には聖徳太子像があり、大山忠作画伯の壁画が堂内六面にあります。
堂内六面には「白鷺しらさぎ」「蓮はす」「桜さくら」「牡丹ぼたん」「菊きく」「楓かえで」の壁画が描かれていますが、公開されていないこともあるので見ることができたらラッキーですよ♪
一切経が約2,000冊納められた一切経堂
1722年に建立され、1809年に再建された一切経堂(いっさいきょうどう)。
堂内の輪蔵には一切経(いっさいきょう)が約2,000冊も納められていますが、蔵ではなくお堂です。
入口の額は「白河楽翁」といわれたかの有名な松平定信公の筆によるもの。
※松平定信は陸奥白河藩第3代藩主「大名」で、江戸幕府第8代将軍・徳川吉宗の孫
![カメラマンKOBO](https://kidsphoto.info/wordpress/wp-content/uploads/2019/12/kobo_plofile_191206-180x180.jpg)
KOBO
以前は堂内に入り輪蔵を回すことが出来ましたが、現在は立ち入り禁止となっています。
新勝寺の中で一番古い!?鐘楼
お寺に「鐘」があるのは珍しいことではありませんが、ここまで煌びやかで豪華な作りの鐘楼(しょうろう)は他の寺院ではあまり見られないのでは!?
同じ境内にある光明堂と同じで、1701年に建立されたもので新勝寺の中で一番古い建物なんだそう。
現在毎日時を告げている鐘楼の梵鐘は、昭和43年 人間国宝の香取正彦氏鋳造によるもので、また大本堂前の香閣も同氏の鋳造。
![カメラマンKOBO](https://kidsphoto.info/wordpress/wp-content/uploads/2019/12/kobo_plofile_191206-180x180.jpg)
KOBO
高さ181cm、口径90cm、重さはなんと1,000kgを超えるんだそう!
平和の象徴として建立された、平和の大塔
1984年(昭和59)に建立された平和の大塔(へいわのだいとう)。
第二次世界大戦の終結と平和を願い、戦没者の鎮魂と平和の象徴として建立されたといわれています。
真言密教の教えを象徴する塔でもあり、総高は58mで、1階は大塔入口、成田山の歴史展、写経道場各種受付があります。
2階の明王殿には、大塔の御本尊不動明王、四大明王、昭和大曼荼羅、真言祖師行状図が奉安され、
3・4階の経・法蔵殿には、ご信徒による掛仏、5階の金剛殿には五智如来が奉安されています。
健康長寿と病気平癒の祈祷所、醫王殿
醫王殿(いおうでん)は平和の大塔に並ぶようにして建っています。
成田山新勝寺の境内の中にある建築物の中では、一番新しい堂宇になります。
2017年(平成29)に開基1080年祭記念事業として建立されました。
木造の総檜、一重宝形造の御堂には薬師瑠璃光如来、日光菩薩、月光菩薩、十二神将が奉安されています。
健康長寿と病気平癒の祈祷所として信仰されています。
★醫王殿のすぐそばにお手水があるよ★
![カメラマンKOBO](https://kidsphoto.info/wordpress/wp-content/uploads/2019/12/kobo_plofile_191206-180x180.jpg)
KOBO
手水鉢の中に装飾?なのか水桶があり、面白いです♪
額や絵馬などが保管される額堂
奉納された額や絵馬を飾る為のお堂である額堂(がくどう)。
江戸時代に奉納された貴重な絵馬や、様々なモチーフの彫刻は目を見張るものがあります。
1861年(文久元)に建立された重要文化財で、1986年(昭和61)に修復されました。
![カメラマンKOBO](https://kidsphoto.info/wordpress/wp-content/uploads/2019/12/kobo_plofile_191206-180x180.jpg)
KOBO
七代目市川團十郎丈が寄進(きしん)された石像があります。
開山堂
額堂の向かい側には、1938年(昭和13年)に建立された開山堂があります。
成田山開基、一千年祭記念事業として作られたそう。
こちらには成田山を開山した寛朝大僧正が祀られています。
堂の扉は閉まっており、階段の前に設置されている柵の前から先へは進入禁止。
階段下から御堂を見上げて参拝するのみ。
境内に鎮座する他の建築物と比べると煌びやかさはありませんが、落ち着いた佇まいの趣あるお堂です。
以前は本堂だった!?釈迦堂
1858年建立の国指定重要文化財である釈迦堂(しゃかどう)。
現在の大本堂が建立されるまでは、こちらが本堂として使用されていました。
江戸時代後期の建築で、特色をよく残した総欅(けやき)作りのお堂です。
周囲にはめ込まれた五百羅漢の彫刻は、不動金兵衛と称される仏師松本良山が絵師狩野一信の下絵をもとに10年の努力・心力を注いで彫り上げた大傑作。
8枚の板に500人もの仏道の修行者である羅漢の様々な姿を、誰一人として似ることなく浮彫りにした羅漢像。
この中から必ず自分や知人に似た顔を見つけることが出来ると言われていて、喜怒哀楽豊かな表情は人間味があり、ユーモラスで生き生きとした姿を見ることができます。
また、中国で代表的な24の孝行物語「二十四孝」も彫刻されています。
恋愛成就の光明堂
1701年に建立された旧本堂で国指定重要文化財に指定されています。
現在の釈迦堂が建立されるまでの約1世紀半に亘り、成田山信仰の拠点となりました。
屋根は入母屋造り瓦葺きで周囲には朱漆が塗られ、華やかな江戸元禄文化の雰囲気を残す、江戸時代中期の貴重な建物です。
堂内には、正面に大日如来、向かって左側に不動明王、右側には愛染明王を奉安しており、どなたでも参詣することが可能。
中でも愛染明王は人々に良縁を授ける神様といわれ、素敵な出会いをもたらしてくれ、恋愛成就の手助けをしてくれると言われています。
恋愛成就の絵馬も奉納されていて、多くの人々の信仰を集めています。
後方には奥之院の洞窟があり、毎年、祇園会に開扉されます。
高台から最高の眺め!出世稲荷
大本堂を正面に左手に進んだところに階段があり、上ると出世稲荷(しゅっせいなり)が現れます。
境内の高台のような場所にあり、景観もすごく良いので一緒に立ち寄ってみください。
![カメラマンKOBO](https://kidsphoto.info/wordpress/wp-content/uploads/2019/12/kobo_plofile_191206-180x180.jpg)
KOBO
お天気が良い日は遠くに筑波山が見えますよ♪
出世稲荷の前には、お供え用の油揚げが200円で販売されています。
出世稲荷は神社ですが、お寺の境内にある場合の参拝方法は「二礼二拍手一礼」でなく、お寺での参拝の作法の「合掌一礼」となります。
商売繁昌、開運成就、火伏せのご利益があると伝えられており、古くから出世稲荷と呼ばれて親しまれています。
ちなみに赤い狐が描かれた絵馬があり、裏に名刺を貼って掛けておきます。
成田山新勝寺でお護摩を受けてみよう
家内安全・商売繁昌・交通安全・厄難消除・災厄消除・方難消除・学業成就・合格成就・身体健全・健康長寿・当病平癒・心願成就・開運成就・事業繁栄・工事安全・工場安全・旅行安全・航空安全・大漁満足・海上安全・必勝・安産・御礼
お護摩の料金
特別大護摩料
30,000円 / 50,000円 / 100,000円以上
御護摩料
5,000円 / 10,000円 / 20,000万円
「厄難消除」と「災厄消除」ってどう違うの!?
厄難消除(やくなんしょうじょ)は、厄年に当てはまる人に災いが起きないよう祈ること。
厄年には厄難が起き易い年齢であるため、この年には神社に出向きお祓いする方が多いです。
男性では61、42、25歳。
女性なら37、33、19歳が本厄とされます。
災厄消除(さいやくしょうじょ)は、厄年ではない人が自分に災難が起きたとき、その災難を祈願して除くことを言います。
職場・人とのトラブルだったり、金銭問題だったりと、個人の願いを祈願することが多いようです。
「お宮参り」と「七五三参り」は無いの!?
![成田山新勝寺 お護摩の用紙](https://kidsphoto.info/wordpress/wp-content/uploads/2024/03/naritasan-ogoma-paper.jpg)
お護摩の用紙を見てみると、お宮参り(初宮参)と七五三のチェックボックスが無いので、「もしかしてやっていないの!?」と思われる方もいるかもしれません。
ですがご安心ください!
やっていない訳ではありません。笑
一般のお護摩と受付場所が違います。
まず、お宮参りの場合ですが、1年を通して可能で、受付場所は一番大きなメインの建物である大本道にて、「お初まいり祝祷」という特別な御加持を受付しています。
![成田山新勝寺 大本堂](https://kidsphoto.info/wordpress/wp-content/uploads/2024/03/naritasan-shinshoji-daihondo.jpg)
大本道の階段をあがり、お賽銭箱を正面に見て、右手に受付があります。
お宮参りの費用(初穂料)は 1万円・2万円・3万円の中からお好きな金額をお支払いします。
※錦身代御守(男女別)付き
時間は9時30分~午後4時の間で随時受付していて、
1時間に1回で、9時30分、10時30分、11時30分と続きます。
そして七五三は、期間が秋のみとなっているので注意が必要です。
10月1日~11月30日の期間限定で、時間は午前9時30分~午後3時45分。
大本堂前御護摩受付所にて看板が出ていますよ。
事前予約は必要ありません。
七五三参りの費用(初穂料)は5千円・1万円・2万円・3万円となっており、授与品として、御護摩札、こども御守、千歳飴などがいただけます。
時間があれば立ち寄りたい
成田山公園
成田山新勝寺に隣接している、広大な敷地を誇る成田山公園。
その面積は16万5000m²ほど。
これは東京ドーム3.5個分が入る大きさです。
![カメラマンKOBO](https://kidsphoto.info/wordpress/wp-content/uploads/2019/12/kobo_plofile_191206-180x180.jpg)
KOBO
24時間開放されていて無料で入れるので、ぜひ時間が許すなら一緒に観光してみてください♪
成田山公園は日本庭園風!?どんな特徴があるの?
成田山公園は、遊具があるような一般的な公園とは少し異なります。
豊かな日本の四季や歴史を感じられ、癒しを得られる空間が広がっていて、
明治時代に造園された滝や池、季節の花、句碑などたくさんの見どころがある日本庭園に近い公園です。
石の階段や坂の上り下りがあるため、足場が悪いところも。
そのため足腰の悪い方や、車いす・ベビーカーでの散策はちょっと難しいかもしれません…
散策の際には、歩きやすい靴で行くことをお勧めします。
また、夏は虫がいるので虫除けスプレーがあると安心です。
![カメラマンKOBO](https://kidsphoto.info/wordpress/wp-content/uploads/2019/12/kobo_plofile_191206-180x180.jpg)
KOBO
公園内の見どころをいくつかご紹介しますね♪
3つの池
文殊、竜樹、竜智と呼ばれる3つの池があります。
こちらの池には多くの鯉(コイ)が放されていて、他にも様々な生き物を見ることができます。
池の周辺は散策路があり、移ろう四季ごとに彩られる樹木と輝く水面を愛でながら散策を楽しむことができますよ。
浮御堂
成田山公園のシンボルともいえる浮御堂。
3つの池の一つ、竜智の池に浮かんでいます。
公園に来られる方の憩いの場となっていて、浮御堂から手を叩くと、エサをもとめて池の鯉が集まってきます♪
紅葉まつりではこの場所で演奏会が開催されます。
趣のあるこの建造物と季節の花をセットで撮影できることから、人気のある撮影スポットでもあります。
石碑エリア
木々が豊かに生い茂る歩道に、たくさんの石碑が立っています。
中には高浜虚子や松尾芭蕉など、著名人の句碑も。
それぞれの石碑は経年劣化により読みづらかったりしますが、
作られた時代背景や作者の気持ちを想像しながら歩みを進めるのも楽しみ方のひとつです。
成田山書道美術館
こちらは成田山公園の中にある、書道作品を専門とする落ち着いた雰囲気の美術館。
江戸時代から現代の書作品を中心に、天平から南北朝時代の古筆や古写経、中国の多様な拓本類も充実していて6,000点を超えるコレクションが揃っています。
書家の作品はもとより、文人・画家・宗教家・政治家・教育者など歴史に名を残す偉人の書跡や資料も多数あります。
館内からの四季の景観も美しく、和を存分に満喫できる美術館でもあります。
![カメラマンKOBO](https://kidsphoto.info/wordpress/wp-content/uploads/2019/12/kobo_plofile_191206-180x180.jpg)
KOBO
早春に行った時には黄金色のハルコガネバナが咲き乱れ、とっても綺麗でした♪
住所 〒286-0023 千葉県成田市成田640
電話 0476-24-0774
開館時間 9:00~16:00
休館日 月曜日(祝日の場合は開館し、翌平日休館)、展示替期間、年末
料金 大人 500(350)円/高・大学生 300(200)円/小・中学生 無料
番外編!梅まつり
![カメラマンKOBO](https://kidsphoto.info/wordpress/wp-content/uploads/2019/12/kobo_plofile_191206-180x180.jpg)
KOBO
こちらはいつでも楽しめる訳ではないので番外編とさせていただきます。
公園の中には約360本の梅の木が植えられていて、冬の梅まつりは沢山の観光客で賑わいます。
平均樹齢は70年を超え、苔むした古木が多く、凛とした気品のある花が多いのが特徴。
梅まつり期間中の各土曜日・日曜日には、成田山公園内の西洋庭園において、津軽三味線、筝・尺八、二胡等の演奏が行われ、観光に訪れた皆様をおもてなしする他、観梅の投句コンテストも開催されていますよ。
風情ある表参道を散策してみる
成田山新勝寺の最寄り駅は、JR成田線の「成田駅」と京成線の「京成成田駅」の2つです。
JR成田駅、京成成田駅からすぐのところに表参道入り口があります。
表参道の入り口から、成田山新勝寺の総門までは徒歩で10分ほど。
距離で言えば約800メートル続く参道となっており、江戸時代から門前町として栄えていて、現在でも風情あるどこか懐かしい街並みが残されています。
人気のカフェや工芸品などのお土産屋さんも軒を連ねていて、歩いているだけでも楽しいですよ。
![カメラマンKOBO](https://kidsphoto.info/wordpress/wp-content/uploads/2019/12/kobo_plofile_191206-180x180.jpg)
KOBO
おせんべいやスイーツを食べ歩きをしながら新勝寺へ向かうのも良いですし、ランチ&お土産を買って行くのもGOOD◎!
甘味処なら三芳家
少し目立たないあ場所にあるので見落としがちですが、とても素敵な甘味処がありますよ。
大勢の人で賑わう成田山参道ですが、この細い路地を入ると静けさの広がる和の空間が現れます。
客席は3ヶ所に分かれていて、テーブル席4卓のお部屋、カウンター8席の細長いお部屋、テラス席2卓となっていますが、どちらの席でも風情あふれる中庭を見ながら素敵なひとときを楽しめますよ♪
所在地 〒286-0027 千葉県成田市仲町386-2
営業開始 10時〜17時
定休日 正月、5月・9月を除く毎週水曜日
電話番号 0476-22-2147
WEB miyoshiya-narita.com
竹工房せいみや
「竹工房せいみや」は、手作りの竹かごなど、伝統の作り方で編まれた製品を販売するお店。
竹かご以外にも、木のスプーンやお玉などのキッチン用品、お弁当箱などが並んでいますよ。
運が良ければ制作風景を見ることができるかも!?
![カメラマンKOBO](https://kidsphoto.info/wordpress/wp-content/uploads/2019/12/kobo_plofile_191206-180x180.jpg)
KOBO
こちらで購入した「曲げわっぱ」は僕のお気に入りです♪
所在地 千葉県成田市幸町492
営業時間 9時30分~16時
休業日 月曜日,火曜日
成田山名物はやっぱり鰻!
人気店をご紹介
成田山の名物グルメと言えば、やっぱり鰻(うなぎ)ですよね!
なぜ鰻が名物になったのか…それは成田の土地の習慣にあるんだそうで、昔から鰻や川魚を食べる習慣があったんだそうです。
江戸時代に入ると成田詣と称し、多くの人が成田山を訪れるようになりました。
そこで、鰻を食べて旅の疲れをいやしてほしいという意味合いで提供し始めたんだそう。
その名残が今も残っていて、表参道の一角に今でもお店が集中しています。
店舗によっては店先で捌いているところを見ることもできますよ。
![カメラマンKOBO](https://kidsphoto.info/wordpress/wp-content/uploads/2019/12/kobo_plofile_191206-180x180.jpg)
KOBO
焼いたタレの香ばしい香りにそそられます…
土日祝日は混雑することが多く、1時間待ちなんてことも…
ただ、整理券を配布してくれるお店もあります。
川豊 本店
行列の絶えない人気店。
お店の前でうなぎを捌き、蒸し、そして焼き上げています。
少し焦げ目がついた鰻は、外は香ばしく中はふっくらと頬が落ちる美味しさ!
行列ができるのも納得のお店です。
住所 千葉県成田市仲町386
営業時間 10:00〜17:00
※7月、8月は10:00~18:00まで
定休日 なし
平均予算 3,000円~4,000円
駿河屋
成田山総門のすぐ手前にある駿河屋。
店内は広く、全部で80席の席数があり、広いですがそれでもお昼時は並びます。
整理券が発行できるので、整理券を受け取りお参りに行っても良いかもしれませんね。
特製のタレを別にいただけるのも嬉しいところ。
甘めに味付けされた「だし巻玉子」も人気です。
住所 千葉県成田市仲町359
営業時間
平日 11:00〜16:00
土日祝日 10:00〜16:00
定休日 木曜日
平均予算 4,000円~¥5,000円
鰻福亭
鰻と自家製そばが楽しめる鰻福亭。
うなぎ以外のメニューも充実しており、鰻を食べられないお子様連れにおすすめです。
他のお店と比べてリーズナブルでコスパも良し◎。
住所 千葉県成田市仲町394
営業時間 10:00〜17:00
定休日 月曜日
(月曜日が祝日の場合は火曜日)
平均予算 2,000円~3,000円
菊屋
身が柔らかい国産うなぎのみを使用している菊屋ですが、こちらのお店の名物は2匹分のうなぎを食べることができる二段うな重定食。
少し値段は張りますがお腹いっぱいに美味しい鰻を食べられる逸品です。
上の鰻はパリッとした焼き上がりで、中から出てくるうなぎはご飯お腹でしっとりと蒸されて違った味わいに。
住所 千葉県成田市仲町385
営業時間 10:00〜20:00
※土日祝日は売切れにより閉店時刻が早くなる場合があります。
定休日 無休
平均予算
昼 4,000円~5,000円
夜 6,000円~8,000円
近江屋
創業300年という古い歴史のあるお店、菊屋。
200年継ぎ足しのタレを使用した美味しい鰻が食べられます。
お座敷席もあり、ベビーカーの子連れでも入りやすいです。
住所 千葉県成田市仲町384
営業時間 09:00〜17:00
定休日 不定休
平均予算 3,000円~4,000円
成田山新勝寺の基本情報
駐車場について
オフィシャルの有料駐車場がありますが、注意点がいくつかあります。
大きな駐車場ではありますが、10時あたりには満車になってしまうこともしばしば。
料金は1日800円です。
成田山新勝寺へ続く道の近くには、二輪車専用の駐車場もありました。
こちらの駐車場からだと、大本堂の左側に出るようなかたちになりますので、表参道のお店を楽しみたい場合には真逆になるのでかなり遠回りとなります。
面倒な方は、総門側にいくつがあるコインパーキングを利用された方が良いかもしれません。
お手洗いについて
駐車場にも、境内にも、そして成田山公園にもお手洗いがありますので安心です。
むすびに〜カメラマンKOBOからアドバイス〜
ちょっと長くなってしまったのですが、それほど見どころがある場所だということが伝わったかなと思います。
全てくまなく巡ろうと思ったら半日〜1日かかるくらいに広いです。
目的をまず決めて、参拝なのか、それとも観光なのか、その目的によりコースを決めた方が良いかもしれません。
参拝がメインでしたらオフィシャルの駐車場から車を停めてそこから歩いていけば大本堂まで一番近いですし、観光でしたら参道から歩いて行くコースが一番楽しめるかと思います。
ちなみにですが、駐車場からのコースは参道を通らないのでお土産が買えない!?と思われる方もいるかもしれませんが、駐車場の付近にも少しですがお土産屋さんが出ていますよ♪
また、行く時期により見える景色も変わります。
はじめて行く方に向けて書いてみましたが、参考にしていただけたら嬉しい限りです。