東京の田園調布にある多摩川浅間神社。
多摩川駅を南下し、線路が蒲田に向かう多摩川線と横浜に向かう東横線に分岐したところに鎮座していて、どちらに向かう電車に乗っていても車窓から見えるあの神社ですね。
お参りはもちろん、眺めが良い高台があり、デートスポットとしても人気があります。
そんな人気の多摩川浅間神社、当社も頻繁にご依頼をいただいて撮影にお伺いしております。
今日は、お客様のお写真レポートということで、撮影させていただいたお写真をご紹介していきたいと思います。(photo by fumi)
撮影は12月初旬、お写真のお渡しは100カットを超えていますが、その中で半分程度載せてみたいと思います。
撮影の流れや、実際にどんな写真を撮ってもらえるの?と疑問がある方はぜひ見てみてくださいね。
それではいっちゃいましょう♪
まずはご祈祷に
カメラマンと神社にて集合しまして、まず御祈祷に入ります。
多摩川浅間神社がお宮参り(初宮参り)で人気の理由は、混雑しないシーズンには拝殿での御祈祷も撮影が許可いただける点も一つありますね。
ご祈祷の5分ほど前にカメラマンと一緒に拝殿に入り待機します。
拝殿の中には、煌びやかで立派な御神輿(おみこし)も飾ってあります。
ご祈祷は大麻(おおぬさ)からスタート。
これはヌサとも呼ばれていまして、お祓いのような意味合いがあります。
祝詞をあげていただきます。
神聖な場所ですので、あくまでもお邪魔にならないように配慮しながら、カメラマンは後ろ側と脇から撮影させていただいております。
こちらは玉串の奉納シーン。
玉串の捧げ方ですが、まず神職様から玉串を渡されたら右手で玉串の元を上から持ち、左手は穂先の方を下から支えて受けます。
このとき、穂先の方をやや高くして胸の前に捧げ、玉串を右へ90度回して、玉串の根元を手前(玉串の穂先は神前向き)にします。
左手を玉串の元の方へ下げて祈念をします。
次に右手を玉串の中程に持っていき、そのまま右へ回します。
玉串の元を神前に向けて、玉串を捧げる案(あん)と呼ばれる机の上に置きます。
二拝二拍手一拝し、再び一揖して退きます。
和装で結婚式をされた方は、やったことがあるのではないでしょうか。
やり方がわからくても説明していただけるので大丈夫ですよ。ご安心くださいね。
こちらは、赤ちゃんのおでこに綾子(あやつこ)をつけているシーン。
はーい!とおててを上げてお返事してくれてるみたいですね^^かわいい♪
この綾子(あやつこ)は、どこの神社でもやるわけではなく、関西と関東ではまた違ったりするんだそうですよ。
(当社は関東だけですので、関西の話は聞いたことがある程度ですが…)
ちなみに意味合いですが、江戸時代から伝わる魔除けの意味があります。
神社によりあやつこ印もさまざまで、「点」ではなく、「×」や「犬」と書くところも。
こういった風習を知るのも面白いですよね♪
ご祈祷の所要時間ですが、おおよそ20分程となります。
今回はご夫婦と赤ちゃんの3名でしたが、おじいちゃん、おばあちゃんと一緒にご祈祷に入ることも可能です。
境内で記念撮影タイム
ご祈祷の後、境内での記念撮影タイムです♪
※ご祈祷・記念撮影で1時間30分ほどお時間をいただいております
赤く色づいたモミジが綺麗。
春の新緑も好きですが、秋の紅葉もやっぱり良いですよね〜。
ママさんと赤ちゃんのツーショットも撮影していきます。
こちらは御本殿の廻り縁にて。
次のご祈祷が始まるまでの少しの時間で撮影させていただきました。
境内の混雑具合などを見ながら進めています。
階段を降りて本殿前まで。
本殿前には参拝記念のパネルがあります。
赤い和傘も良い感じですね♪
たくさん祝い着でのお写真を写したら、次はベビードレスで。
もし持っている方がいたらご持参くださいね。
絵馬に願い事を書いて…
絵馬掛けにかけます。
こういったカットを撮っておく理由は、絵馬は持ち帰らないことが多いので、「あの時なんて書いたかな〜?」なんて思い出せる要因になるから。
思い出になりますね♪
近くにはカラフルな風車が。
そしてパパさんとのツーショットタイム。
見つめる目線がとっても優しくって素敵な1枚ですね♪
こちらは少し引いたところから。
大きく伸ばしてポスターにしたいくらい!
ベビードレスバージョン、祝い着を着用バージョン、それぞれ素敵ですね!
まだまだ撮影は続きます♪
お話をしながら楽しい時間です^^
かっちりとしたシーンはもちろん、自然な姿も写していきます。
撮影も終盤に差し掛かってまいりました。
こちらは入り口付近の階段にて。
ゴツゴツした岩は、なんだと思いますか!?
実はこれ、富士山の溶岩なんです!
そこまで大きくは無いのですが、古墳のようになっています。
浅間神社といえば、富士信仰の神社。
境内に上がるまでの階段に多数の溶岩がある理由は、道中が富士登山を模しているのだそうですよ。
今では富士山へ行きたければ車でブゥ〜ンと行けちゃいますが、昔はそうではなく。
江戸時代はあちらこちらに富士山を模した「富士塚」というものがありました。
今はほとんど残っていませんが…
もしかするとその名残かも!?しれませんね。
紅葉の美しい秋の初宮参り出張撮影〜まとめ〜
いかがでしたでしょうか?
多摩川浅間神社はそこまで敷地自体が広いわけではないのですが、見どころ・魅力がいっぱい。
素敵なお写真が沢山あったのではないでしょうか。
全てのデータを追加料金無しでお渡ししておりますので、好きなお写真をセレクトしてプリントしたり、年賀状に使ったりと楽しみ方も様々。
何年後かわかりませんが、ロケは季節感がわかることにより「この日はあんなだったよね」なんてご家族の話に花が咲いたら嬉しいですね♪