今までに1万組以上のご家族やお子さまの撮影に携わってきた、七五三の出張カメラマンKOBOです。
これから七五三を迎えるお子さまを持つママさんやパパさん必見!(特にママさん)
などなど
七五三は女の子は2回、男の子は1回しかない大切な記念です。
お参り当日に失敗することのないように読んでみてくださいね!
それではいってみましょう!
目次
七五三のお参りの時期はいつ?
従来の「七五三の日」は11月15日。
ですが今では、形式が異なってきており10月から11月末までは七五三のオンシーズンと言えます。
神社の七五三詣の案内でも、10月1日からご祈祷がはじまるケースが今では多くなってきています。
11月15日が土日の場合、または11月15日に近い土日は混雑します。
ですので混雑を避けるために少し時期を外してお参りに行かれる方も増えてきています。
神社によっては一年中お参りを受け入れてくれるところも多いので、場所がすでに決まっている場合は神社まで問い合わせてみましょう。
春の新緑と写真が撮りたい!という理由から、春のお参りもここ数年は増えてきていますよ。
ただ、1月2月や8月など、寒すぎる季節と暑すぎる季節はオススメしません!
着物は首回りが寒いので、冬の寒さはかなりキツイです…
KOBO
個人的には3月から梅雨に入るまでの季節、秋は10月頭から11月末までがベストシーズンだと思います。
満年齢?それとも数え年?どっちの年にお参りするの?
お参りをする年齢は、男の子は5歳、女の子は3歳と7歳ですが
小さい時は満年齢をオススメしています。
理由は、3歳の頃の数ヶ月って、心の成長が早いからなんです。
どういうことかと言うと、数え年でまだ2歳で七五三をやるケースもありますが、着物を着るのを嫌がってしまうケースも多いんですよね…
ですが三歳になった年だと、コミュニケーションも取れるようになってきますし楽しんで七五三のお参りを済ませることができる場合が多いです。
これは統計をとっている訳ではないのですが、今まで10年たくさんのご家族を見ている中でわかったことです。
数え年で小さい時に着る被布が可愛いのも理解できるのですが、せっかくの記念なのでお子さまも楽しめる記念にしてあげられたら良いなと個人的位には感じています。
ただ、数え年でやる方もいますし、満年齢でやる方もいます。
正解不正解はありませんので、お子さんの状況を見ながらご家族で相談して判断してほしいと思います。
七歳にもなれば、特に気にする事もなくどちらでも大丈夫だと思いますよ^^
(身長がとっても大きい子は七歳は数え年でもいいかもしれません)
お参りにかかる費用はいくら?
七五三のお参り自体にかかる費用は、神社にお支払いするご祈祷料(初穂料)がお子様1人につき5000円が一般的です。
詳しくはこちらの記事に書いてあるので、あわせて読んでみてくださいね
→七五三の初穂料はいくら?書き方や相場、兄弟の場合など
一緒にご祈祷を受ける大人には費用はかからないのでご安心ください。
準備からあわせると費用はどのくらい?
七五三の準備からあわせると、全ての総額は10万円前後になります。
神社での祈祷料の他に、スタジオやロケで写真を撮影する場合は費用がかかりますし、遠方からおじいちゃんおばあちゃんなどご親族が来られる場合は食事代もかかってくる事と思います。
ママさんパパさんやご兄弟も一緒に着物を着るとなると、着物のレンタル費用もかかりますね。
少し予算は余裕をもって準備しておきたいところです。
七五三のお参りはどこでやるの?
七五三のお参りは基本的には神社で行うことが多いのですが、お寺で行うケースも増えてきています。
など
なぜお寺が人気なの〜?と思う方もいると思います。
お寺と言うと、一般的にはお墓があったり祝い事には向いてないんじゃないの〜?と感じますよね。
ですが人気のお寺は全く雰囲気が違います。
例えば深大寺はお寺ですが観光地のようになっていて、仲見世通りにはお土産さんやお団子屋さんなど、沢山のお店で賑わっていたり、増上寺はご祈願中の撮影も許可されていて人気が集まっていますよ。
昔の風習では、住んでいる家の近くにある地元の神社、氏神様に参拝するのが一般的でしたが…現在は人気の神社にお参りが集中しています。
(氏神様=その地域を守っている神様のこと)
人気の神社は境内が広くて美しかったり、アクセスが良かったり、ネームバリューがある神社が多いです。
埼玉なら大宮氷川神社、東京なら明治神宮や根津神社、神奈川なら寒川神社といった感じでしょうか。
中には神社オリジナルのリカちゃん人形がもらえたり、撮影スポットが多く人気になった神社もあります。
関連記事:ちょっとユニークな赤坂日枝神社!リカちゃん人形がもらえる
全国の神社の数は、8万8,000社以上あると言われていて、きっと住んでいる近くにも知らない神社があるかもしれません。
どこの神社にお参りに行こうかまだ決まっていない場合は、こちらからお参りができる神社を探してみてくださいね↓
関連記事:七五三当日にトラブルにならない為に!神社選びの注意点
もし足腰が悪いご親族がいる場合や、ベビーカーを使う乳児がいる場合は、参道が広く本殿(拝殿)までかなり歩く神社もありますし、長い階段がある神社もあるので事前に下調べをしておいた方がいいですよー!
神社によっては本殿のすぐ横まで車をつけられる神社もありますし、道が綺麗に舗装されている神社もあります。
親の服装はどうしたらいい?
神社でもお寺でもそうなのですが、基本的には厳粛な場所です。
あまり奇抜なファッションでお参りするのは避けた方が無難かもしれません。
そして何より、七五三の主役はあくまでお子さま。
ご両親の方が目立ってしまうのはご法度です。
スーツでも着物でもどちらでも大丈夫ですが、お子さまの衣装に華を添えるようなフォーマルなものを選びたいところですね!
詳しくはこちらの記事で紹介しています↓
関連記事:親や祖父母はどうしたらいい?七五三のプロが解説
神社でのお参りマナーを知っておく
神社ではお参りする際のマナーが存在します。
まず、神社に入る前に鳥居の前で一礼をしてからくぐっていきます。
その際には、道の右側を歩く時には右足から、左側を歩く時は左足から踏み出すのが正式なマナーとなります。
参道や境内の通路を歩く時には、真ん中(中心)は神様の通り道と言われているので、できれば道の端っこを歩くと良いでしょう。
また、どこの神社でも手水舎(ちょうずや)という手を清める場所があります。
手水舎に立ち寄り、右手に柄杓(ひしゃく)を持ったら左手を洗い、その次に左手で柄杓を持ち右手を洗います。
手を清めたら次は手水を口に含み口の中を洗います。
その際に柄杓には口をつけないように注意しましょう。
KOBO
今はコロナウイルスの影響もあり、柄杓が置かれていない神社もあります。必ずやらなくてはいけないという訳ではないので安心してくださいね。
ご祈祷を受ける前に参拝をしてみましょう。
拝殿の前で軽く一礼をして、鈴を鳴らしたらお賽銭を入れます。
お賽銭は投げたくなる気持ちをこらえて、そっと入れるのがマナー。
そして願掛けをしますが、神社では二礼二拍手一礼が基本です。
神社で撮影だけするのはアリ?
最近は出張撮影をお願いしたいから神社には行くけど、お参りはしたくない…
そんなご意見も時々ありますが、必ず神社に行く場合はお参りをするようにしましょう。
もしロケーションフォトを楽しみたいけど、お参りはしたくないという方は庭園での撮影がオススメです。
お参りは当日受付NGのケースもあるので事前に確認を!
お参り(ご祈祷)は完全に予約制の神社もありますし、当日来て受付した順番に行う神社もあります。
必ず確認してから行くようにしましょう。
シーズンによっても変わるので気をつけてくださいね。
お参りの当日に持っていくと良いもの
お子さまは慣れない和装で、草履で歩くのを嫌がってしまうケースがあります。
駐車場から本殿まで距離がある場合もありますし、履き慣れたズックを持っていくと良いでしょう。
また、お腹が空いてぐずってしまう事もあるので、一口で食べられるお菓子は重宝します。
撮影がある場合は、飴などずっと口に入っているものはNG。
たまごボーロみたいな、一口で食べられてすぐ溶けるものが好ましいです。
防寒具も忘れずに持っていきたいところです。
冬の神社はとっても寒いですし、着物は首元が開いていますので、着物用のマフラーがあるのでそういったものを用意できると写真に写っても大丈夫ですし安心です。
七五三の衣装はみんなどうやって用意しているの?
七五三の着物(衣装)はどうやって用意するのか、大まかに分けるとこの3パターン。
3つに分けて解説していきますね。
着物を購入するケース
購入する場合は、着物屋さんに足を運ぶよりネットで調べて購入する方が今は多いようです。
ネットのメリットとしては、沢山の着物の中から好きな柄を選ぶことができること。
安いものだと1万円後半から見つけることができますよ。
またメルカリやヤフオクなどを利用して見つけるママさんもいるようです。
七五三の着物って何度も着るものではないので、オークションサイトでも比較的綺麗で状態の良い着物を見つけることができるのかもしれませんね。
着物をレンタルするケース
着物をレンタルするには、着物屋さんに行って借りる、ネットで借りる、スタジオアリスやスタジオマリオなどの大手写真館から借りる。
このどれかがほとんどです。
写真館での撮影とセットで、お参り当日の着物レンタルがあるプランを利用するか、ネットで借りるケースが特に多いかなとお客様を見ていると感じますね。
ネットで着物をレンタルする場合には、ママさんが着付けをするか、出張着付けさんを自宅に呼ぶか、または美容室で着付けを頼む必要があります。
神社の近くの美容室で着付けをお願いできるケースも多いので、お参りする神社orお寺が決まりましたら近くにある美容室を調べて、そこにお参りの当日に着物を持ち込んで着せてもらうのが楽かもしれませんね。美容室ならママさんの髪のセットも一緒にお願いできますよ★
着物を着ている時間が長くなればなるほどお子さまへの負担は大きくなりますし、着崩れの心配も出てきてしまいます。
三歳の七五三の場合は特に、着物を着ているのが嫌でゴキゲン斜めになってしまうことも多々あるのでなるべくお参り当日は楽ができると良いと思いますよ^^
実家にある着物を使うケース
これはママさんやパパさんが子どもの頃に着せてもらった着物を着せるということですね。
このケースも少なくありません。
ただ、保存状態によっては色褪せがひどかったり、虫食われなどがあるので早めに着物の状態を確認する必要があります。
着物はあるものを使って、草履や帯などの小物だけ買い足すというのも一つの手です。
自分の子どもの頃に着た着物をお子さんに着せてあげると、おばあちゃんがとっても喜んでくれる場合も。笑
写真を撮って比べるのも楽しいですよね。
七五三の衣装について3パターンに分けて書いてみました。
着物を1度購入して着せても、次に着せるのはそれこそお子さんの子どもかもしれません。(20年後!?それとも30年後!?)
なのでそれまで取っておくのかどうか、そういった部分も考えて用意する必要がありますね。
七五三の写真はスタジオかロケーションフォトか
やはり写真も大切ですよね。
大人になった時に、七五三の写真が無かったら…きっとショックです(涙)
小学校に上がると、授業で持っていかないといけないなんて事もあるようです。
そこで写真をどうするか。
カッチリした型物写真を数枚スタジオで撮影し、手前味噌ですがロケーションフォトを楽しむのも良いかもしれません。
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僕は写真館を3店舗経営していた事もあり、両方見てきていますが、人見知りのお子さんはロケの方が自然な表情が出やすいですよ。
ただ、スタジオはアシスタントがいて着崩れしても直してくれますしそういった安心感はありますね。
写真の予約はお早めに!予約が取れない場合も…
個人で活動している出張カメラマンの場合は特に、撮影できる組数が限られています。
土日から埋まっていき、七五三のオンシーズンになると毎日撮影が続きます。
色々な神社に出張するので、ご希望の場所に来てもらえないことも。
なるべく早めにスケジュールを押さえておくと安心です。
写真スタジオでの予約も同じで、貸切型の一軒家スタジオは1日3組〜4組しか予約が取れないケースもあるので注意してくださいね。
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早め早めに準備をしておけば安心です
七五三に必要な準備〜まとめ〜
この記事では、七五三のお参りについて書いてみました。
必要な準備をまとめると…
七五三をやる時期を決める →場所を決める →衣装を決める →写真や着付けの手配 →お参り当日の食事場所などを決める →お参り当日
こんな流れになると思います。
何が必要になるのか、大体わかってもらえたのではないでしょうか?
もしご質問などあれば、僕に直接インスタか何かでDMを頂いても良いですしお気軽に聞いてくださいね。
七五三のお参りは今まで元気に育ってくれたことを感謝すると共に、成長をお祝いする行事です。
家族みんなの素敵な思い出に残る記念になりますように!
それでは〜!