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2009年から関東圏内の神社を撮影しながら巡っておりますKOBOです。
今日は浅草神社の歴史と見どころをご紹介したいと思います!
目次
浅草神社の歴史と見どころを詳しくご紹介
浅草の総鎮守・浅草神社。
古くから浅草寺と一緒に、多くの人が足を運びました。
浅草神社は、心願成就「心から強く願ったことは叶うんだよ」といったご利益が強調された神社で、幅広いご利益を得ることができると言われていますよ。
今回は、そんな浅草神社について「歴史」と「見どころ」を解説します。
ぜひ最後まで読んでください。
浅草神社ってどんな神社?
浅草神社のご由緒
浅草神社を知るには、まずは隣接する浅草寺の創建秘話を知る必要があります。
628年に檜前浜成(ひのくまのはまなり)と竹成(たけなり)の漁師の兄弟が隅田川で仏像を発見しました。
兄弟は当初「ただの仏像だ」と思い、その仏像をすぐに捨てました。
しかし、またその仏像が隅田川で引き上げられたのです。
そのような不思議なことが何度も続きました。
文化人、土師真中知に相談してみると…
兄弟は、あまりにも不思議なことがおこるので、この仏像について、文化人である土師真中知(はじのまなかち)に相談を持ちかけました。
そしたらなんと、その仏像は聖観世音菩薩(しょうかんぜおんぼさつ)の尊像であることが判明したのです。
後に兄弟は毎日観音像に祈念するようになりその後、土師真中知は剃髪して僧となり、自宅を寺にしました。
それが浅草寺のはじまりです。
浅草神社は、この浅草寺の創建秘話を元に土師真中知の先祖が「檜前浜成・檜前竹成・土師真中知」の3人を祀ったことがはじまりと言われています。
浅草神社の具体的な創建年代は不明ですが「だいたい平安時代末期頃から鎌倉時代にかけて創建された」と見られています。
浅草神社の歴史
1642年:大火によって伽藍や社殿が焼失
1649年:三代将軍・徳川家光が社殿を寄進
1868年:浅草寺と分離して三社明神社に改称
1872年:郷社に列格
1873年:浅草神社に改称
1951年:社殿が国の重要文化財に指定
招き猫の発祥地としての浅草神社
浅草神社は招き猫発祥の地としても知られています。
ある浅草花川戸に住む老婆が貧しさ故に、泣く泣く愛猫を手放しました。
そしたら夢枕に愛猫が現れて「自分の姿を模した人形を作りなさい」とお告げを残したのです。
そのお告げに従い、老婆は今戸焼にて土人形を作り浅草神社の鳥居近辺で売りに出したところ、なんと大反響を呼んで老婆は幸せになりました。
これが招き猫のエピソードで、当時は丸〆猫(まるしめねこ)と呼ばれていました。
このようなことが、1852年に編纂された武江年表(ぶこうねんぴょう)に記されています。
浅草神社の見どころ
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浅草神社の「見どころ」について以下で解説します♪
社殿
社殿は参道の正面にあります。
この社殿は1649年に三代将軍・徳川家光が「浅草寺」の本堂と共に、浅草神社へ寄進したものです。
以下のように美しい霊獣が、いたるところに描かれています。
社殿は「江戸の大火・関東大震災・東京大空襲」などの災禍を免れ、1951年には国の重要文化財に指定されています。
夫婦狛犬
社殿の右手に「夫婦狛犬」があります。
狛犬に「あいあい傘」が添えられており「良縁・恋愛成就・夫婦和合」の願いを込めて、一対の狛犬が祀られています。
地元では比較的人のいない場所に「夫婦狛犬」が配置されていることから「隠居狛犬さん」と呼ぶ人もいます。
この「夫婦狛犬」の制作年代は不明ですが、だいたい江戸時代初期に作られたと見られています。
三社祭
三社祭とは毎年5月になると開催される、浅草寺の例大祭です。
浅草神社は「檜前浜成・檜前竹成・土師真中知」の3人を祀っていることから当初は三社権現社(さんじゃごんげんしゃ)として設立しました。
その創建当初の名にちなみ、三社祭と呼ばれています。
三社祭は約100基もの神輿が練り歩き、露店も多く盛大な祭り。
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近年、開催を自粛していましたが、2023年に復活を果たしました♪
浅草神社のご利益は?
浅草神社では上記のような御利益が期待できます。
この御利益は「檜前浜成・檜前竹成・土師真中知」祭神である、この3人と深く関係しています。
実は聖観世音菩薩の仏像が引き上げられてから、檜前浜成と檜前竹成の兄弟は「漁がうまくいきますように」と願いを捧げていました。
そしたら、なんと「願いを始めた翌日から大漁に恵まれるようになった」ようです。
浅草神社は歴史を見ても境内の建物を見てもそうですが心願成就「心から強く願ったことは叶うんだよ」といったメッセージ性が強いです。
「恋愛・結婚・商売・健康」なんでも構いません。
浅草神社に足を運んだら、ぜひなんでも願ってみるべきでしょう。
まとめ
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以上、浅草神社の「歴史」と「見どころ」について解説してみました。
仲見世通りやその他、今半などの有名な食事処も多く、行くたけでも勿論楽しめますが、
見どころを巡ってみたりしても楽しめるのではないでしょうか。