東京都墨田区向島に鎮座する牛嶋神社。
鳳凰の飾りのある神輿・鳳輦(ほうれん)を黒牛が引き、街を練り歩く5年に1度の「牛嶋神社大祭」は非常に有名ですが、
こちらの記事では、そんな牛嶋神社でお宮参りをされる方のお宮参りガイドとして準備にお役立ていただければ嬉しく思います。
・ご祈祷の受付、費用、所要時間
・レンタル衣装、写真撮影について
・牛嶋神社のご利益、ご由緒、歴史
・お参りに行ったら欠かせない見どころ
・神社の基本情報
などなど
KOBO
当社にて、祝い着(赤ちゃんに着せる着物)の無料レンタルも対応しておりますので、最後まで読んでみてくださいね♪
目次
牛嶋神社でお宮参りしよう
ご祈祷の受付方法と場所
予約方法 | 当日受付 |
受付時間 | 9時〜16時 |
受付場所 | 本殿脇の社務所 |
祈願料 | 5,000円〜 |
所要時間 | 20分〜30分 |
ご祈祷は当日受付でも大丈夫ですが、確認のためお参りの日程と時間を電話で確認することをおすすめします。
→電話番号 03-3622-0973
お参り前に知っておくと楽しめる
ご由緒・歴史・ご利益
KOBO
こちらの章はちょっとした豆知識コーナー。知っている方や、お時間の無い方は読み飛ばしても大丈夫です。
牛嶋神社のご由緒
牛嶋神社は本所の総鎮守です。
元は「牛御前」と称しましたが、明治の神仏分離に際し、当地の古名である牛島に因み「牛嶋神社」と改称しました。
旧別当は、現在の墨田区東駒形にあたる北本所表町にあった牛宝山最勝寺です。
かつては現在地より700mほど北の隅田川のほとりに、長命寺や弘福寺と隣接して鎮座していました。
当時は1,241坪の広壮な境内を誇ったと伝えられています。
すごい広さですね!
社伝によれば、860年に慈覚大師円仁(じかくだいし えんにん)が当地を巡り歩いて教えを広めていたとき、素盞嗚尊(すさのおのみこと)の化身である老翁から以下のような託宣を受けました。
「師わがために一宇の社を建立せよ、若し国土に騒乱あらば、首に牛頭を戴き、悪魔降伏の形相を現わし、天下安全の守護たらん」
この託宣をきっかけに、牛嶋神社を創建したようです。
877年に慈覚大師の弟子の良本阿闍梨は、清和天皇の第七皇子・貞辰親王(さだときしんのう)の神霊を合わせ祀り王子権現と称しました。
1180年、源頼朝が下総から武蔵に進軍した際、隅田川の洪水で渡ることができませんでした。
そこで千葉常胤が牛嶋神社に祈願し、船筏(ふないかだ)を設けて無事に渡ることができました。
1181年、頼朝は奉賽(ほうさい)として社領を寄進しました。
以後、牛嶋神社は千葉氏をはじめ歴代領主の崇敬を受けました。
1538年、後奈良天皇より「牛御前」の勅号を受け賜ります。
江戸時代には鬼門守護として将軍家より崇敬され、徳川家光は本所石原新町に土地を寄進して御旅所(おたびじょ)としました。
1872年には郷社に列格。
関東大震災で被害を受け、1932年に隅田公園の開設に伴い現社地に遷座(せんざ)しました。
牛嶋神社の歴史
1181年:源頼朝が社殿を造営
1538年:後奈良天皇より「牛御前社」との勅号を賜わる
1568年:大道寺駿河守景秀が神領を寄進
1825年:撫牛が奉納
1845年:葛飾北斎が「須佐之男命厄神退治之図」を奉納
1872年:郷社に列格
1923年:関東大震災により社殿が焼失。「須佐之男命厄神退治之図」も焼失
1932年:社殿が再建
2018年:台風により三ツ鳥居が倒壊
2019年:三ツ鳥居を再建
牛嶋神社のご利益
牛嶋神社では以下の3柱を祀っていることから、様々なご利益を得ることができると言われています。
・須佐之男命(すさのおのみこと)
・天之穂日命(あめのほひのみこと)
・貞辰親王命(さだときしんのうのみこと)
牛嶋神社は、古来より牛との繋がりが深い神社。
「1251年に浅草寺に牛のような妖怪が出現し、浅草の対岸にある牛嶋神社に飛び込み牛玉という玉を残し、この牛玉は神社の社宝となった」といった言い伝えがあります。
この牛鬼を、牛頭天王と習合した須佐之男命の化身とする説があるのです。
そして、1538年には後奈良天皇により「牛御前社」の勅号を牛嶋神社は受け賜ります。
須佐之男命と言えば高天原から地上へ追放されるほど、破天荒な神様なのですが牛嶋神社の場合は須佐之男命と同一視される「牛頭天王」としての意味が強いです。
そのため「体の健康」や「心の健康」に関するご利益が得られる場所となっています。
特に12年に1度授与される「牛のお守り」は古来より信仰されている縁起物。
牛のお守りを身近なところに安置し、願い事をかけて成就した場合、手作りの布の小座布団をこの布に敷かせてあげると、また次の幸福が得られるといった言い伝えがあります。
牛嶋神社の見どころ
牛嶋神社の見どころをご紹介。
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お参りに行ったらぜひチェックしてみてくださいね♪
三ツ鳥居
社殿の前に「三ツ鳥居」があります。またの名を三輪鳥居(みわとりい)とも呼び、牛嶋神社のシンボル的な存在です。
三ツ鳥居は鳥居の両脇に、小規模な2つの鳥居を組み合わせた鳥居です。
関東圏だと他に埼玉県秩父市の三峯神社(みつみねじんじゃ)の鳥居が三ツ鳥居として有名で、全国的にも非常に珍しい鳥居として注目を集めています。
2018年に台風24号によって倒壊したものの、2019年に再建を果たしました。
社殿
三ツ鳥居の後ろには、社殿があります。
旧社殿は関東大震災により焼失したため、昭和の初めの頃に現在地へ遷座(せんざ)しました。
今の社殿は1932年に再建されたものです。
総檜権現造りの見事な社殿で、都内でも屈指の大きさです。
狛牛
拝殿の両端には、狛犬ならぬ狛牛があります。
1538年に民の事を思う慈悲深く清廉(せいれん)な人柄で有名だった、後奈良天皇(ごならてんのう)により「牛御前社」の勅号を牛嶋神社は受け賜りました。
そのため牛嶋神社は、牛御前(うしのごぜん)と呼ばれるようになったのです。
そのことが牛への信仰の篤さへと繋がり、狛犬ならぬ狛牛を置くきっかけになったのでしょう。
狛犬
狛牛の近くには、狛犬もあります。
この狛犬は、1729年に奉納された墨田区最古の狛犬です。
牛嶋神社には、他にも狛犬は沢山ありますが1800年代など古い時代の狛犬が沢山あるので、非常に貴重です。
撫牛
参道の右手には、撫牛(なでうし)があります。
撫牛とは「自分の身体の病んだ部分や具合の悪い部分を撫でたあと、その牛の身体の同じ箇所を撫でると、悪いところが牛に移って病気が治る」と信仰されています。
牛嶋神社の撫牛は、江戸時代の頃から庶民に親しまれた撫牛です。現在の撫牛は1825年に奉納されたもので、それ以前は牛型の自然石だったそうです。
ちなみに牛嶋神社には、撫牛の独自の信仰があります。
こどもが生まれた時に「よだれかけ」を奉納し、これをこどもにかけると健康に成長するという言い伝えがあり、地元ではよだれかけを奉納している人を良く見かけるようです。
番外編!隣接している墨田区立隅田公園も絵になる
牛嶋神社と隣接している墨田区立隅田公園。
鳥居を出ると公園の入口。
緑が多く、絵になるフォトスポットもとっても多いです。
春には新緑が美しく、秋には紅葉をバックに記念撮影を楽しめます。
池もあり、ちょっとした庭園のような感じになっています。
ちなみにですが、以下の3箇所で2022年からライトアップイルミネーションが開催されています。
・すみだリバーウォーク
・墨田区側の隅田公園のそよかぜ広場
・牛島神社の境内
※期間はその年によって違いますが、大体11月9日〜1月31日、17時〜22時の間で開催。
このライトアップイルミネーションは、竹の活用で社会問題に取り組む熊本県の企業CHIKAKEN(ちかけん)がプロデュースしているんだそう。
丸竹にいくつもの穴を開けたり、割り竹を球状に組んだりして制作した「竹あかり」と呼ばれるオブジェを配置しており、幻想的な雰囲気が楽しめます。
特に牛嶋神社のライトアップは非常に素晴らしく、見応えがありますよ。
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プラン内容
・お写真データ70カット以上(DVD-R納品)
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・ご自宅に郵送でお届け
お客様指定の場所(神社・仏閣等)にカメラマンがお伺いし、ご祈祷と撮影をあわせて1時間30分ほどお時間をいただきます。
祝い着のレンタルについて
出張撮影をご予約いただいたお客様に限り、祝い着を無料レンタルしております。
(お手持ちの祝い着がありましたら、そちらをご使用していただくことも可能です)
祝い着は全て1点ものとなっておりまして、デザインをお選びいただくことができません。
(赤ちゃんがミルクを吐いてしまいクリーニングになる場合などがあるため、どれをお持ちするか確約できないため)
クリーニング費用はいただいておりませんのでご安心ください。
女の子は赤・ピンク系、男の子は紺色、黒系になります。
柄は多少の違いはありますが、ランクは同じものとなります。
デザインはInstagramをご確認ください。
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キャンセル費用について
雨天時やお子様の体調不良による日程の変更については、撮影日の前日まで費用はいただいておりません。
その場合は、撮影日の前日にカメラマンから前日確認のお電話を差し上げておりますので、そのタイミングでご相談いただければ大丈夫です。
完全キャンセルをされる場合のみ以下のキャンセル費用が発生しますのでご注意ください。
・ご予約完了~撮影日14日前まで…撮影料金の30%
・14日前~10日前まで…撮影料金の50%
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お宮参りフォトギャラリー
撮影させていただいたお客様フォトギャラリーです。
※画像をクリックすると拡大します。
★もっとたくさん見てみたい方はこちらから
撮影許可について
撮影はご祈祷を受けられた方のみ許可がいただけます。
お宮参りの質問に答えます!
産まれてからどのくらいでお参りすればいい?
男の子は生後30日、あるいは31日目。女の子は32日、あるいは33日目。
これが古くからの風習でしたが、最近ではこの日にこだわる方は少なく、
ママさんやお子さんの体調を考慮したり、パパさんのお仕事の都合で休める日に行うのが一般的になっています。
お宮参りをする意味ってそもそも何ですか?
元々は氏神様(うじがみさま)といって、住んでいる場所にある神社で、その土地を守ってきた神様に無事に出産できたことを感謝して、これから赤ちゃんの健やかな成長や長寿を祈っておこなわれる行事。
古くからの行われてきた大切な人生儀礼です。
昔は医療が十分に発達していなかった為、神社でご祈祷をすることで「神様からの御加護」を受けて、病気などせず、元気に成長できるようにと祈りを込めて始まったとされています。
また、無事に出産できた感謝や、赤ちゃんを守ってくれる神様への挨拶という意味も兼ねています。
ですが最近では意味合いというよりも、おじいちゃんおばあちゃんを喜ばせる為にやるという方もいれば、七五三と同じで日本の風習というか、しきたりみたいなものになっているので、お参りに行って親族で会食したり、ある種イベントのような、そんな感じになっている部分もあるのでないかと思います。
どうやってお参りする神社を決めればいいですか?
先ほど書いた通りで、氏神様(うじがみさま)といって、住んでいる場所にある神社に行くというのが昔は多かったのですが、現代は地元を離れて暮らすケースが多く、アクセスの良さで選んだり、好きな神社を選んでお参りに行くケースがほとんどです。
産まれた土地で生涯を終える時代じゃなくなったという時代背景もあるのかもしれません。
お食い初めって何ですか?お宮参りと関係ありますか?
お食い初めは100日祝い(百日祝い)とも呼ばれていて、赤ちゃんの生後100日前後に「一生食べ物に困らないように」という思いを込めて行うお祝いです。
お宮参りと関係はないかもしれませんが、ちょうど100日前後でお宮参りを行うご家庭が増えていて、「100日祝いも一緒にやっちゃおう!」という流れになっているのだと思います。
初宮詣帰りの会食で、100日祝い膳を出してくれるお店で会食をするご家族も多いですよ。(実際に赤ちゃんが食べるわけではないんですけどね。笑)
祝い着のレンタル希望です。こちらで用意するものはありますか?
祝い着と一緒に、よだれかけ、帽子もお持ちさせていただきます。着用している時は、赤ちゃんの下に着ているお洋服は見えません。
ですがもし、掛け着を脱いでベビードレスでも撮影したい…そんな場合には、べビードレスを着用していらしてください。撮影可能です。
特別な持ち物はありますか?
特に持ち物はありませんが、オムツなどのいつもの「お出かけセット」は必要ですね。
撮影までにご祈祷を済ませた方がいいですか?
必ず祝い着を着用しないといけないなんてルールはありませんので、先に済ませてもいいですし、祝い着をかけてご祈祷に入られてもどちらでも大丈夫です。1番多いのは下記のパターンです。
①カメラマンと集合して掛け着を着用。
②ご祈祷受付
③呼ばれるまで少し撮影
④祝い着を掛けてそのままご祈祷へ
⑤残り時間で撮影
まとめ
以上、お宮参りのご祈祷の詳細から、歴史や見どころなども含めてご紹介させていただきました。
牛嶋神社は古来より牛と繋がりの深い神社で、本所地域の総鎮守として崇敬を集めてきました。
須佐之男命と同一視される牛頭天皇は、健康のご利益で非常に有名です。
もしも我が子に「体の健康」と「心の健康」を望むなら牛嶋神社はお宮参りの場所として最適の神社ではないでしょうか♪
KOBO
思い出に残る、楽しいお宮参りにしてくださいね。
牛嶋神社の基本情報
※当サイトに掲載している情報の正確性について万全を期しておりますが、その内容について保障するものではございません。
記事を書いた時点のもので最新情報と異なる場合があります。
神社の受付時間や基本情報など、変更されている可能性もありますので、お参りに行かれる前に必ずご自身でご確認をお願いいたします。