川越氷川神社へ初めてお参りに行くという方に向けて、簡単にですが、歴史と見どころをご紹介してみたいと思います。
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かなり昔から何度も足を運んでいる私が解説していきます。
川越氷川神社はこんな神社
川越氷川神社は、埼玉県川越の土地を守る総鎮守。
川越の歴代藩主などと繋がりを持ち、古くから川越の土地で信仰を集めてきました。
昔から「縁結び」のご利益を求めて多くの人々が集まり、現代でも若い女性向けに恋愛や結婚にまつわる取り組みをするなど人気を集めています。
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結婚式や七五三、お宮参りでもとっても人気がありますよ。
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関東三大祭りの1つが行われる
これらは「関東三大祭り」と言われていて「川越まつり」は川越氷川神社の祭礼であったりします。
また川越氷川神社は海外でも「The Kawagoe Hikawa Shrine」と観光名所としても知られています。
実は川越の街そのものが海外の観光客を呼び込む「インバウンド戦略」の成功例として観光業界では有名です。
「蔵造りの町並み」など古い文化を守りつつ、英語での情報発信やQRコードの設置など、街全体で海外の観光客を呼び込むことに心血を注いだようです。
川越氷川神社の見どころ
川越氷川神社の見どころは、この3点。
どれも「縁結び」と関係していますので順番に説明します。
縁結び玉
川越氷川神社では「縁結び玉」といったお守りが有名。
もともと川越氷川神社境内の小石を持ち帰って大切にすると「良い縁に恵まれる」といった言い伝えがありました。
そのため「巫女さんが神社の小石を拾い集め麻の網に包み、それを神職様がお祓いをする」といったことを始めたそうです。
作るのに手間がかかるので、この「縁結び玉」は数量限定です。
朝から販売を開始して、昼には完売してしまうほど人気なようです。
絵馬トンネル
川越氷川神社境内には「絵馬トンネル」といった絵馬が大量にくくりつけられているエリアがあります。
「絵馬トンネル」は女性参拝者に非常に人気で、恋愛や結婚への熱い願いを込めたユニークな絵馬を大量に見ることができます。
縁むすび風鈴
川越氷川神社では七夕など夏になると境内に1,500個以上の江戸風鈴を飾ります。
その風鈴には、願いを書いた短冊を結び、それが女性に大人気。
7月~9月まで境内は風鈴だらけになります。
「風鈴回廊」や「風鈴ベンチ」なるものもでき、幻想的な雰囲気が楽しめます。
ここで使われる風鈴は、唯一無二。
川越氷川神社のために風鈴職人達が奉納したもので、風鈴はひとつひとつ色も違いますし音も違います。
この「縁むすび風鈴」の期間中は、風鈴と短冊が境内の授与所にて2,000円ほどで販売されています。
風鈴も短冊も個数限定でスグに売り切れてしまうので、多くの女性達は川越氷川神社のインスタなどを常にチェックをしているようです。
ちなみに川越氷川神社のインスタは、フォロワーが3万人以上と非常に人気です。
川越氷川神社の歴史
川越氷川神社の歴史は非常に古く541年まで遡ります。
入間川で夜な夜な光るものがあり、それを氷川神の霊光だと捉えて、現在の地に氷川神社の分霊を迎え入れたと伝えられています。
1457年には川越城を建てた太田道真(おおたすけきよ)が川越氷川神社を川越の総鎮守としてあがめました。
また、江戸時代になっても川越の歴代藩主からあがめられ、社殿の造営が行われています。
現在の川越氷川神社の本殿は1849年に当時の川越藩の藩主である松平斉典(まつだいらなりつね)の寄付によるものです。
川越氷川神社の本殿は江戸彫りの精巧な彫刻が施されていて、埼玉県指定の有形文化財になっています。
1948年には川越氷川神社の境内より、神や先祖を祀る儀式である祭祀(さいし)用の石剣が発掘されました。
そのようなことから川越氷川神社では、5世紀には集落が形成され祭祀が行われていたことが判明しました。
若い女性に人気の「絵馬トンネル」が作られたのは、2003年の割と最近の話です。
どんなご利益があるの?
川越氷川神社では、このようなご利益を受けることができます。
実は川越氷川神社で祀られている五柱の神様は家族。
脚摩乳命(あしなづちのみこと)と手摩乳命(てなづちのみこと)は夫婦です。
この夫婦の娘が奇稲田姫命(くしいなだひめのみこと)で、その夫が素戔嗚尊(すさのおのみこと)で、そして、その子どもにあたるのが大己貴命(おおなむちのみこと)です。
このように祀られている神様が家族であることから、川越神社は古来より「縁結び」と関係のある神社として信仰を集めてきました。