どうも小堀ことKOBOです。
紅葉も見納めですね。
神社にはたくさん緑があるので、季節を感じることができて大好きです。
本日はちょっと真面目なお話をしてみたいと思います。
出張撮影における本質とは何か?
出張撮影をスタートして何年経つのかな?
この数年で写真業界も神社も変わってきています。
前にもブログで書きましたが、マタニティフォトも昔は無かったけれど、すごく流行っているし、七五三の出張撮影もビックリするくらいに流行っていますよね。
撮影に行った先の神社で、たくさんのカメラマンを見ることが普通になりました。
友人カメラマンにバッタリ会うこともあれば、大手に雇われた明らかにバイトみたいなカメラマンもいます。笑
流行りをすぎると、無くなるか、スタンダードになるか。そのどちらかなんですよね。
どんなものもそうだと僕は思っていて。
例えば「車」や「携帯電話」や「パソコン」などは流行って、その後スタンダードになったもの。
「ポケベル」は流行って無くなったもの。
この違いは何かと言うと、本質にあると思うのです。
携帯電話がスタンダードになって、なぜポケベルが世の中から無くなってしまったのか。
それはみんなが携帯電話自体を欲しかった訳ではなくて、ポケベルそのものを欲しかった訳でもない。
じゃあなんで?
答えは、今世の中にある、一番便利に人と繋がれるツールが携帯電話だった。
それだけの話というか、それが本質だと思うんです。
ポケベルよりも、携帯電話の方が便利に人と繋がれるからスタンダードになった。
僕はそう考えています。
この例えはほんの一例で、色んなコトやモノに置き換えられます。
出張撮影がどちらに分類されるか、僕もそうだし誰も今はまだわかりません。
でも、本質を見ると予想をすることはできます。
僕の予想では、出張撮影はなくならない。
だけど、たくさん増えたカメラマン。
悲しいけれど間違いなく選ばれる人と、選ばれない人で淘汰されてしまうとは思っています。
それは本質を理解しているか、そして相手の希望をどれだけのレベルで満たしてあげられているか。
出張撮影の僕が考える本質はすごく単純に「ママや家族の希望を満たすこと」だと思っています。
僕の考える出張撮影を頼む本質はママやご家族のこんな希望だと思っています。
自分じゃ撮れない写真を撮ってもらいたい!
→良い顔でみんなが入った集合写真を撮ってほしい
→自分じゃ撮れないような、美しい写真を撮って欲しい
→こどもの機嫌をとって、良い表情を引き出しながらカメラを操作するのが難しい
→おしゃれな写真を撮って欲しい
→インスタ映えする写真を撮って欲しい
と言った感じでしょうか?
もしかすると他にもまだあるかもしれませんね。
出張撮影が流行って、たくさんのカメラマンが増えましたね。
広告を撮っていた方、ブライダルを撮っていた方、異業種のカメラマンが参入してくることも、とっても増えましたね。
ずーと前の話にはなっちゃいますが、元々は僕もそうです。
ただ写真が上手なだけではダメ
でも、上記に書いた本質、「ママや家族の希望を満たすこと」ができるカメラマンが本当にどれだけいるのか。
ただ写真が上手いだけでは、その希望を満たすことはできません。
僕らこどもを撮影するカメラマンに必要なスキルは、カメラの技術も勿論なのですが、こどもの目線に立てること、こどもを理解すること。
そしてママさんやご家族の本質となる希望をしっかり理解することなんです。
いくらオシャレに撮れたとしても、それはカメラマンの一人よがりというか、ただの自己満足な写真なんじゃないの?と思ってしまうのです。
子どもたちの良い顔を引き出せなければ、満足度は低いと思うんです。
カメラの性能はどんどん上がっています。
キレイな画質にもなりました。
でも、ママや家族が求める希望を(写真を)、カメラは今の段階では勝手に撮ってはくれないから。
カメラ本体には、感情が無いからね。
押せばキレイに写してくれるかもしれないけど、上に書いたような希望は満たしてはくれない。
自分にできないから、人に頼むというシンプルで忘れがちなこと。
とっても大切なことです。