フリーマガジンKidsPhoto(キッズフォト)はKOBOが監修・発行している誌面です。
目次
創刊のきっかけと制作テーマ
発行しようと思ったきっかけ
フリーマガジンをつくろう思ったきっかけは、僕が経営する写真館のチラシを置いてもらおうと幼稚園に出向いたときのことです。
「広告類のチラシは一切お断りしているんです…」
開口一番でそう言われてしまいました。
ふと事務所の窓口を見てみると、地域誌などのフリーマガジンが。
そこで、「地域誌なら置いてもらえるんですか?」と聞いてみたところ、それなら大丈夫だと言われ、
じゃあ自分でつくっちゃおう!
という安易な発想からフリーマガジンをつくることにしました。
それと理由はもうひとつあります。
WEBサイト以外にメディアを持つことが有利になるとわかっていたから。
ネット社会となった今でも、まだまだ紙媒体の需要はあるはず。
そう考え、「読まれるフリーマガジン」を意識して制作をはじめました。
制作テーマ
フリーマガジンのテーマは、「こども写真と親子の時間」です。
小さなお子さまがいるママさんが、パラパラと見ていても楽しく、ためになる内容も盛り込まれている、そんなコンテンツづくりを心がけています。
また、誌面に登場するお子さまはすべてお客さまです。
あえてプロのモデルを使わないことも徹底したのは、「捨てられないフリーマガジン」を裏テーマとしていたからです。
フリーペーパーは、ささっと見て捨ててしまう方がほとんどでしょう。
そうさせないためには、読者が「自分ごとになる」ことが必須だと考えていたから。
わが子や知っている子が載っていれば、ただのフリーマガジンではなく「思い出の品」になります。
プロのモデルを使うより、拡散性も広告効果も高くなるだろうと。
また、「フリーマガジンに写真を掲載されたい」という人が、自社のスタジオの顧客となってくれると思ったのも正直なところです。
もうひとつこだわったのは、ページ数と紙質。
雑誌のようにボリュームのある内容で、「これが無料なの!?」と思われるような誌面づくりを心がけました。
紙質はちょっと高いけれど上質紙をチョイス。
写真がきれいに見えることはもちろん、上質紙を使用することでクオリティの高いイメージ=ブランディングにも繋がり、毎号地域の企業様から広告掲載をいただくこともできました。
フリーマガジンKidsPhoto(キッズフォト)の誌面サンプル
目次ページの一例
中ページの一例
発行部数と配布地域について
配布部数は創刊時5,000部からスタートし、2号目から15,000部ほどにまで増やせるようになりました。
広告の掲載が増えたことで、製作費をまかなえるようになったからです。
配布地域は、あえて広範囲に配ることはせず、ターゲットとする地域を厳選。
全国紙に比べると少ない発行部数でも、その中だけでしっかりとシェアを取ることを考え戦略を立てました。
結果、地域の子育て中の女性野中での知名度はすぐに上がって、広告の営業をする手間も省くことができ、かなり上手くいったと思っています。
配布、設置場所について
スタジオコボ周辺の幼稚園、保育園での設置・配布。
ママさんが集まる人気のカフェやパン屋さん、歯医者さんなどのクリニックをメインに設置しています。
広告掲載について
ピンポイントでターゲットを絞った告知、広告が可能
お子さまがいるご家庭へダイレクトにお届けしているため、一般的なフリーペーパーやチラシより費用対効果が抜群です。
何度も見てもらえる
捨てられない誌面を意識して制作しているため、広告を何度も見ていただける可能性が高いです。
実際に、半年ほど前に出した号を、広告掲載店舗にお客さまが持ってきたというお声もいただいています。
「いかにも」に見えない広告
誌面はデザイン性にもこだわっているため、「いかにも広告」といったものではなく、おしゃれな読みものとして広告を制作しています。
リーズナブルな広告料
弊社でデザイン~制作まで行っておりますので、一般的な雑誌への掲載よりも低価格な広告料金を実現しています。
※現在、広告の募集は行っておりません
広告掲載の実例
広告を掲載していただいたお客さまの声
KOBO
フリーマガジンKidsPhoto3号に掲載させていただいた、戸田市のベビーマッサージ教室kokone益子さんに伺いました。
広告を載せてどこが良かったですか?メリットはありましたか?
教室が顧客層としている乳幼児のいる家庭にフィックスした内容のフリーマガジンであること、商用地である戸田市内での配布部数が3000部で、さらにマガジンの設置場所となる店舗様が戸田市内の最寄駅から徒歩圏内の一等地にある人の集まる人気飲食店やクリニックであることから、ピックアップも期待できる、この2点が広告を載せて良かったと思うところでした。
手配りが多く、配布地域に無駄がない、というのが最大のメリットだと思います。
たまたま、頃同じく、教室のチラシを1000枚印刷し、試験的に近隣の大型マンションへポスティングしましたが、その効果は全く無く、1000枚配布でレスポンスは0件という厳しい結果を受けた直後でしたので、文書と写真をお渡しするだけで、デザイン・レイアウト・印刷と、教室が顧客層とする乳幼児のいる家庭への配布まで一貫して行って下さることは費用対効果もあると思いました。
お客様の反応は?
マガジン発行直後から大変多くの反響がありました。
お客様とお会いするたびに「見ました」「持っています」などのお言葉を頂き、教室が顧客層としている乳幼児のいる家庭に確実に届けられているという印象を強く受けました。
教室内で配布を行ったときには、他の掲載店舗様についてのご質問などもあがり、お客様はマガジンの中身を良く見ていると実感できまして、捨てられず保管されるフリーマガジンであるという強みも納得できました。
また、転勤や住居購入なので居住間もない若い世代の集う戸田市内においては、このような冊子は、近隣の店舗を知るガイドブック的な役割を果たし、お客様の情報源にもなっているようです。
新規のお客様はいらっしゃいましたか?
いらっしゃいました。
特にマガジン配布から2ヶ月間くらいの間は、新規のお客様に教室でお配りすると「持っています」というお言葉を頂戴することが多かったように思います。
イメージアップにつながりましたか?
フリーマガジン本体のブランディング効果は高く、紙面にマッチしたデザインに囲まれた広告はまさに広告ではなく特集という風合いで、店舗紹介は柔らかい印象を与え、上品な仕上がりでイメージアップにつながったと思います。
また、同じ冊子に並ぶ他の掲載店舗様も、企画元様のほうで厳選されていることから、教室のイメージと離れていることがなかったことも良かったです。
マガジン設置場所も、市内の信頼置ける店舗様ばかりですので、こちらも合わせてイメージアップにつながったと思います。
KOBO
kokone益子さんご回答ありがとうございました!
最後に〜誌面の制作を終えて〜
追記です。
今まで創刊から7号まで発行することができました。
読者のみなさんはもとより、幼稚園・保育園さま、店舗に置いてくださったお店の方々、広告を依頼してくださった企業のみなさま、そしてスタジオコボのスタッフに感謝いたします。
現在はスタジオコボをM&Aにより譲渡し、フリーマガジンの制作につきましても引き継がせていただきました。
雑誌をつくった経験がない中、誌面の企画からデザイン、構成、取材、ライティング、そして印刷所とのやりとりまで監修し、とても良い経験になりました。
フリーマガジンに関わってくださったみなさま、本当にありがとうございました!
これからも新たな挑戦を続けていこうと思っておりますので、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。