東京都新宿区百人町に鎮座する、皆中稲荷神社(かいちゅういなりじんじゃ)。
江戸時代では鉄炮組百人隊より信仰を集め、いつしか「願いごとが当たる神社」として有名になりました。
現代の皆中稲荷神社は「宝くじ」や「チケットの当選」などを願う人が良く足を運ぶ神社です。
この記事は、そんな皆中稲荷神社にてお宮参りを予定・検討している方へ向けた記事となっています。
・ご祈祷の受付、費用、所要時間
・レンタル衣装、写真撮影について
・神社の基本情報 等
KOBO
当社にて、祝い着(赤ちゃんに着せる着物)の無料レンタルも対応しておりますので、最後まで読んでみてくださいね♪
目次
皆中稲荷神社でお宮参りしよう
オフィシャルサイトには掲載されていませんが、お宮参りのご祈祷も可能です。
ご祈祷の受付方法と場所
予約方法 | 電話で事前予約 社務所→03-3361-4398 |
受付時間 | 10時〜17時 |
祈願料 | 7,000円〜 |
所要時間 | 20分〜30分 |
皆中稲荷神社ってどんな神社?
もしかすると初めてこちらに行かれる方もいらっしゃるかも!?しれないので、どんな神社なのか、少しだけ解説していきます。
皆中稲荷神社のご由緒
皆中稲荷神社は1533年に創建されました。
現在の新宿区百人町にあたる武蔵国躑躅岡(むさしのくにつつじがおか)に稲荷之大神が出現したため、神社に奉斎(ほうさい)したのが、皆中稲荷神社の始まりと言われています。
1590年に徳川家康が江戸入りをし、家臣の内藤清成(ないとうきよなり)が鉄砲隊を率いて江戸入りの先陣を務めました。
1601年になると江戸西域を警備するために鉄炮同心100人を、今の大久保に配備。鉄砲同心は「鉄炮組百人隊」と呼ばれるようになりました。
1633年になると鉄炮組も幕府の直轄として一定の給与と屋敷が与えられ、大久保への駐屯ではなく定住となりました。
そのような鉄砲組が定住した当時、鉄炮組の与力は射撃の腕を磨いていましたが中々上達しない日々が続き悩んでいました。
ところがある夜、与力の夢枕に稲荷之大神が立って霊符を示したのです。
翌朝、与力は不思議に思いながら皆中稲荷神社に参拝をし、大矢場にて射撃を試みたところ、なんと射撃で「百発百中」の結果を叩きだしたです。
それ以来、旗本たちは競って皆中稲荷神社の霊符を受けて射撃をするようになり「みんなが百発百中の結果を叩きだした」と伝えられています。
最初は射撃だけの願いでしたが、後にさまざまな願いをする参拝者が増え、いつしか皆中の稲荷(みなあたるのいなり)と称するようになりました。
皆中稲荷神社の歴史
1751年~1763年:鉄炮組百人隊がつつじの栽培を始める
1876年:百人町の住人によって社地を遷座
1883年:有志によってつつじ園を開園
1887年:南つつじ園を開園
1945年:東京大空襲によって社殿を焼失
1959年:社殿を再建
皆中稲荷神社の見どころ
皆中稲荷神社の見どころを紹介します。
明治天皇の歌碑
参道途中の右手に明治天皇の歌碑(かひ)があります。
この歌碑は1941に建立されたもので、1899年に明治天皇が大久保のつつじ園へ鑑賞に訪れ和歌を詠んだ事を記念したものです。
「大久保つつじ」は1751年〜1763年頃に鉄炮組百人隊がつつじの栽培を始めました。
実は火薬の材料である「木炭・硫黄・石灰」は「つつじの肥料」として使うことができます。
その頃は戦が無かったので鉄炮組百人隊にとっては「つつじの栽培」が良い副業になったんだそうですよ。
1830年代には、そのような「大久保つつじ」も非常に美しく、つつじの名所として多くの人が集まってくるようになりました。
ところが明治維新により、この「大久保つつじ」は鉄炮組百人隊の屋敷が払い下げられたり、つつじ園も売却されたり、かつての姿を失ってしまいます。
明治天皇の歌碑は、そのような今はなき名所であった「大久保つつじ」を伝えているのです。
手水舎
参道の左手に手水舎があります。
水盤はとても古く、お稲荷様の神使である狐が彫られています。
この水盤は鉄炮組百人隊により、1861年に奉納されたものです。
鉄炮組百人隊行列
皆中稲荷神社の秋季例大祭の時期に、2年に1度「鉄炮組百人隊行列」が行われます。
鉄砲組百人隊行列は、江戸時代に皆中稲荷神社に奉納されていた「鉄砲組百人隊出陣の儀」を再興したものです。
鎧兜に身を固め火縄銃を担った行列が百人町のまちを練り歩き、実践さながらに火薬を用いた火縄銃の試射を行います。
この鉄炮組百人隊行列は、明治維新後に廃止されていましたが1961年に復活をし2023年に開催された際は31回目の開催となりました。
この鉄炮組百人隊行列は、新宿区登録無形民族文化財に指定されています。
皆中稲荷神社のご利益
皆中稲荷神社では上記のご利益を得ることができると言われています。
なぜなら、以下の五柱が祀られているからです。
・倉稲之魂之大神(うかのみたまおおかみ)
・伊邪那岐大神 (いざなぎのおおかみ)
・伊邪那美大神 (いざなみのおおみかみ)
・諏訪大神(すわおおかみ)
・日本武命(やまとたける)
江戸時代の鉄炮組百人隊の与力の逸話を元に、皆中の稲荷(みなあたるのいなり)として非常に人気で「勝負運」や「金運上昇」のご利益が特に期待できると言われています。
まとめ
以上、皆中稲荷神社の「歴史」と「見どころ」を紹介しました。
皆中稲荷神社の周辺は、つつじの栽培が盛んで江戸時代には多くの人が「美しいつつじ」を求めて集まっていました。
また皆中の稲荷(みなあたるのいなり)としても有名で「勝負運」や「金運上昇」のご利益を求めて現代でも多くの人が皆中稲荷神社に訪れます。
生きる上で「勝負運」は非常に大切なので、お子様の将来を願うなら皆中稲荷神社は最適と言えるでしょう。
ぜひ、お宮参りの場所として、皆中稲荷神社を選んでみてください。
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女の子は赤・ピンク系、男の子は紺色、黒系になります。
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お宮参りの質問に答えます!
産まれてからどのくらいでお参りすればいい?
男の子は生後30日、あるいは31日目。女の子は32日、あるいは33日目。
これが古くからの風習でしたが、最近ではこの日にこだわる方は少なく、
ママさんやお子さんの体調を考慮したり、パパさんのお仕事の都合で休める日に行うのが一般的になっています。
お宮参りをする意味ってそもそも何ですか?
元々は氏神様(うじがみさま)といって、住んでいる場所にある神社で、その土地を守ってきた神様に無事に出産できたことを感謝して、これから赤ちゃんの健やかな成長や長寿を祈っておこなわれる行事。
古くからの行われてきた大切な人生儀礼です。
昔は医療が十分に発達していなかった為、神社でご祈祷をすることで「神様からの御加護」を受けて、病気などせず、元気に成長できるようにと祈りを込めて始まったとされています。
また、無事に出産できた感謝や、赤ちゃんを守ってくれる神様への挨拶という意味も兼ねています。
ですが最近では意味合いというよりも、おじいちゃんおばあちゃんを喜ばせる為にやるという方もいれば、七五三と同じで日本の風習というか、しきたりみたいなものになっているので、お参りに行って親族で会食したり、ある種イベントのような、そんな感じになっている部分もあるのでないかと思います。
どうやってお参りする神社を決めればいいですか?
先ほど書いた通りで、氏神様(うじがみさま)といって、住んでいる場所にある神社に行くというのが昔は多かったのですが、現代は地元を離れて暮らすケースが多く、アクセスの良さで選んだり、好きな神社を選んでお参りに行くケースがほとんどです。
産まれた土地で生涯を終える時代じゃなくなったという時代背景もあるのかもしれません。
お食い初めって何ですか?お宮参りと関係ありますか?
お食い初めは100日祝い(百日祝い)とも呼ばれていて、赤ちゃんの生後100日前後に「一生食べ物に困らないように」という思いを込めて行うお祝いです。
お宮参りと関係はないかもしれませんが、ちょうど100日前後でお宮参りを行うご家庭が増えていて、「100日祝いも一緒にやっちゃおう!」という流れになっているのだと思います。
初宮詣帰りの会食で、100日祝い膳を出してくれるお店で会食をするご家族も多いですよ。(実際に赤ちゃんが食べるわけではないんですけどね。笑)
祝い着のレンタル希望です。こちらで用意するものはありますか?
祝い着と一緒に、よだれかけ、帽子もお持ちさせていただきます。着用している時は、赤ちゃんの下に着ているお洋服は見えません。
ですがもし、掛け着を脱いでベビードレスでも撮影したい…そんな場合には、べビードレスを着用していらしてください。撮影可能です。
特別な持ち物はありますか?
特に持ち物はありませんが、オムツなどのいつもの「お出かけセット」は必要ですね。
撮影までにご祈祷を済ませた方がいいですか?
必ず祝い着を着用しないといけないなんてルールはありませんので、先に済ませてもいいですし、祝い着をかけてご祈祷に入られてもどちらでも大丈夫です。1番多いのは下記のパターンです。
①カメラマンと集合して掛け着を着用。
②ご祈祷受付
③呼ばれるまで少し撮影
④祝い着を掛けてそのままご祈祷へ
⑤残り時間で撮影
皆中稲荷神社の基本情報
JR新大久保駅 徒歩1分
JR大久保駅 徒歩3分
皆中稲荷神社の他にも
以下の地区に出張可能です
千代田区・中央区・港区・新宿区・文京区・台東区・墨田区・江東区・品川区・目黒区・大田区・世田谷区・渋谷区・中野区・杉並区・豊島区・北区・荒川区・板橋区・練馬区・足立区・葛飾区・江戸川区・八王子市・立川市・武蔵野市・三鷹市・青梅市・府中市・昭島市・調布市・町田市・小金井市・小平市・日野市・東村山市・国分寺市・国立市・福生市・狛江市・東大和市・清瀬市・東久留米市・武蔵村山市・多摩市・稲城市・羽村市・あきる野市・西東京市
※他県への出張も可能です。
東京都内で撮影禁止の神社
下記の神社におきましては、撮影が禁止されておりますので出張撮影にお伺いすることができません。ご了承くださいませ。
・花園神社(東京都新宿区新宿5-17-3)
・大鳥神社(東京都目黒区下目黒3-1-2)
・大宮八幡宮(東京都杉並区大宮2-3-1)
・大國魂神社 / 大国魂神社(東京都府中市宮町3-1)
・子安神社(東京都八王子市明神町4-10-3)
・阿豆佐味天神社(東京都西多摩郡瑞穂町殿ケ谷1020)
・新町御嶽神社(青梅市)
※当サイトに掲載している情報の正確性について万全を期しておりますが、その内容について保障するものではございません。
記事を書いた時点のもので最新情報と異なる場合があります。
神社の受付時間や基本情報など、変更されている可能性もありますので、お参りに行かれる前に必ずご自身でご確認をお願いいたします。