どうもパパカメラマンのKOBOこと小堀です。
今日は集合写真を撮影するコツについて、書いてみようかな〜なんて思います。
お客さまだけでなく、出張カメラマンをやっている方の中にもうちのブログを読んでくれている方がいてくれてるみたいですので参考になれば嬉しいです。
↑この前撮影させてもらったリピーターのあんちゃん、あおいちゃんファミリー。
出張撮影をやっていると、必ず家族写真や集合写真は撮影しますよね。
そんな時に、どんな事を意識しているのか。
順番に書いてみると
1_光の向き
2_光の質
3_背景と被写体との距離、立たせる場所
4_体の向きや角度
5_手や足、スーツのポケットやネクタイの位置など
6_お子さんの目線と表情
7_カメラを構える位置
簡単に書いてみるとこんな感じです。
使っているレンズについても最後に書いてあります。
それでは一つ一つ、解説していきますね!
目次
- 1 1 光はどこからきてる?
- 2 2 光の質は?
- 3 3 背景と被写体との距離 立たせる位置と関係してくるのですが、背景(後ろ)と人のバランスを考えます。 それと余計なものをできるだけ隠せるように立たせる。 そして自分が好みの絞り、それにあわせて背景をどのくらいボカしたいのか、そういったところを考えて決めていきます。 集合はキッチリf8以上で撮影する!という人もいるでしょうし、僕は顔の位置をしっかり並べてあげて、もっと開けて撮影することもありますよ^^ 4 体の向きや角度
- 4 5 手や足、スーツのポケットやネクタイの位置など
- 5 6 お子さんの目線と表情
- 6 7 カメラを構える位置
- 7 9 使う機材(レンズ)について
1 光はどこからきてる?
まず光の向き。
太陽の位置がどこにあるのか確認します。
上の写真を見てもらうと、右から(サイド光)で撮影しているのがわかるかと思います。
順光がきれいに撮影できる!と思われていたりするのですが、大人ならともかく、お子さまは眩しければしかめっ面になってしまいます。
なので僕は、集合写真を撮影するときは順光ではまず撮影しません。
(曇りの日で、太陽の直射がキツくなければ順光で撮影することもあります)
2 光の質は?
次に光の質ですね。
光が硬いのか、柔らかいのか。
太陽がカンカン照りの硬い光だと、サイド光でもハイライト部分が飛びすぎて汚くなってしまう場合があります。
撮影する場所が他になく、仕方ない時もたまにあるにはあるのですが、、、
神社が広い場合など、木陰だったり、少しでも光が柔らかい場所を探して撮影しています。
3 背景と被写体との距離立たせる位置と関係してくるのですが、背景(後ろ)と人のバランスを考えます。
それと余計なものをできるだけ隠せるように立たせる。
そして自分が好みの絞り、それにあわせて背景をどのくらいボカしたいのか、そういったところを考えて決めていきます。
集合はキッチリf8以上で撮影する!という人もいるでしょうし、僕は顔の位置をしっかり並べてあげて、もっと開けて撮影することもありますよ^^
4 体の向きや角度
お子さんを真ん中に立たせてあげて、パパとママからハの字になるように立たせてあげるとグッと綺麗に引き締まります。
顔の位置が同じくらいの間隔になるように並べてあげるのもポイントです。
5 手や足、スーツのポケットやネクタイの位置など
スーツのポケットがちゃんと出ているか、ネクタイが曲がっていないか、
ポケットから可愛い携帯のストラップが出てる場合もあるので、そういう場合は一言かけてあげましょう。笑
バックを持っている時には、近くの目が届く場所に置けそうなら置いてもらいます。
メガネをかけている方がいる場合は、メガネがずり落ちると淵に目がかぶってしまうので注意します。
ママさんの前髪も乱れていたら声をかけます。
女性の方には足の先をつけてもらって、手は前であわせる。
男性は肩幅まで足を広げてもらって、手は軽くグーにしてもらいます。
6 お子さんの目線と表情
ここまでやって、やっと撮影です!
写真館だったら、アシスタントが全部やってくれます。笑
普通の写真館ならここまでに多少の時間をかけられますが、出張撮影ではこれをカメラマンが一人で、しかも一瞬にしてやらねばなりません。
タラタラしてると、こどもたちはどんぐりを拾いにどっかに行っちゃいますよ!笑
カメラに目線をとる時にも「はいこっちみて〜」や、「はいチーズ」だとお子さんの良い表情が出ないので、僕はクイズゲームをしたり、変顔したりします。笑
7 カメラを構える位置
撮影する時のカメラの構える位置でも写真の仕上がりが全然違います。
僕は人の体が歪んだ写真が大嫌いなので、まっすぐ美しく見えるように
被写体のお腹あたりにレンズがくるように少しかがんで撮影します。
わざと下から煽って撮影したりはしません。
上から撮影すると、頭でっかちに映るので、それもしません^^
9 使う機材(レンズ)について
これも歪むのが嫌いだというのもあるのですが、まず集合写真で広角レンズは使いません。
僕はほとんど50mmのみで撮影しています。
集合写真を撮るには一番使いやすく、描写も好きです。
なので、基本的に撮影は50mmのレンズともう一本少し望遠の単焦点レンズを使って撮影していますよ〜。ズームレンズはイレギュラーな時以外は使いません。
まあここまで書いてみましたが、本当にこれが全部できるようになるまで時間はかかります。
プロがやっている写真館だって、集合写真1枚撮影するのに時間を結構かけてますからね。
(もっと見るところは細かくなりますが)
でも出張撮影は、そこまで時間はかけられない。
例えば、うちの場合だと1時間で100カット以上お渡しできる良い写真を撮らないといけませんからね^^
それも似たようなカットが入らないように、かなりのバリエーションで100カットです。
1カットに時間をかけないのは、お子さんの集中力を保つにも有効です。
時間をかければいいってもんでもないですからね。
例えば、足をもう少しくっつけられたら、もっと綺麗だな〜
と思っても、それをしたら表情が曇ってしまいそうなら、そのまま撮影する場合もあります。
そのあたりは長くやっていると、優先順位が見えてきます。
僕はこども達に撮影自体も楽しい思い出にして残してほしいと思っているので、楽しかった〜!で最後までもっていけるように心がけています。
少しでも誰かの参考になれば嬉しいです^^
KOBOでした!
ポケットから可愛い携帯のストラップが出てる場合もあるので、そういう場合は一言かけてあげましょう。笑
男性は肩幅まで足を広げてもらって、手は軽くグーにしてもらいます。
被写体のお腹あたりにレンズがくるように少しかがんで撮影します。
(もっと見るところは細かくなりますが)
例えば、うちの場合だと1時間で100カット以上お渡しできる良い写真を撮らないといけませんからね^^
時間をかければいいってもんでもないですからね。
と思っても、それをしたら表情が曇ってしまいそうなら、そのまま撮影する場合もあります。